インテル、ダービーに勝利し20回目のスクデット獲得 ラツィオ鎌田大地は決勝ゴールをアシスト|セリエA 第33節 結果まとめ

写真:ミラノ・ダービーを勝利してのスクデット獲得は史上初なる ©Getty Images

日本時間4月20日から23日にかけて、セリエA第33節の10試合が行われた。

インテルが勝てば20回目のスクデット獲得が決まるという状況で迎えたミランとの“ミラノ・ダービー”は18分、CKからニアサイドで味方がフリックしたボールをフランチェスコ・アチェルビが頭で合わせてインテルが先制する。その後は一進一退の攻防が続きお互いにチャンスを作ったが、両GKの好守もあってスコアが動かないまま前半を終える。迎えた後半開始早々の49分、自陣からのフィードを受けたマルクス・テュラムが左サイドから切り込んで右足を振り抜くと、これがゴール左隅に決まってインテルがリードを広げる。ミランも80分、連続攻撃から最後はフィカヨ・トモリが頭で押し込み1点を返す。終盤には何度も小競り合いが発生し、両チーム合わせて3人の退場者を出すなど荒れ模様となったが、そのままタイムアップ。2-1で勝利を収めたインテルが通算20度目のセリエA制覇を達成した。

ユヴェントスはカリアリとのアウェーゲームに挑んだ。30分、相手のハンドで得たPKをジャンルカ・ガエターノが決めてジェノアが先制すると、36分にはジェリー・ミナが再びPKを沈めて追加点を奪う。2点ビハインドのユヴェントスは後半に反撃。61分にドゥサン・ヴラホヴィッチが直接FKを決めて追い上げると、87分には左サイドからのクロスが相手のOGを誘って同点に。試合は2-2のドローに終わった。

鎌田大地が先発出場したラツィオはアウェーでジェノアと対戦。前半はジェノアに何度かチャンスを作られたものの無失点でしのぐと、後半は主導権を握る展開に。迎えた67分、右サイドの深い位置でフェリペ・アンデルソンからのパスを受けた鎌田がマイナス方向に折り返し、中央に走り込んだルイス・アルベルトが先制ゴールを奪う。鎌田のアシストから生まれたこの一撃が決勝点となり、ラツィオが勝利を収めた。

5位ローマ vs 6位ボローニャの上位対決は、ウサマ・エル・アズジの見事でバイシクルシュートで14分に先制したボローニャが終始、優勢に試合を進めて3-1で勝利。両者の勝ち点差は「7」に広がった。6位アタランタは2-1でモンツァに勝利している。

エンポリは開始4分のアルベルト・チェッリのヘディングシュートが決勝点となり、1-0でナポリに勝利。ヴェローナは後半アディショナルタイムにCKからディエゴ・コッポラがヘディングシュートを決め、1-0でウディネーゼを下している。

レッチェは3-0で19位サッスオーロに勝利。フィオレンティーナは終盤の2ゴールで最下位サレルニターナに勝利している。トリノ vs フロジノーネはスコアレスドローに終わっている。
 

◉セリエA 第33節 結果

ジェノア 0-1 ラツィオ(ハイライト動画
カリアリ 2-2 ユヴェントス(ハイライト動画
エンポリ 1-0 ナポリ
ヴェローナ 1-0 ウディネーゼ
サッスオーロ 0-3 レッチェ
トリノ 0-0 フロジノーネ
サレルニターナ 0-2 フィオレンティーナ
モンツァ 1-2 アタランタ
ローマ 1-3 ボローニャ(ハイライト動画
ミラン 1-2 インテル(ハイライト動画

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