奈良市 ごみ処理施設 地元住民 早期移転求め申し入れ書

奈良市が発表した新しいごみ処理施設の整備計画をめぐり現在の施設の周辺住民が早期移転をあらためて求める申し入れ書を市に提出しました。

奈良市は老朽化した現在のごみ処理施設にかわる新たなクリーンセンターの計画を七条地区を候補地として進めています。

施設の移転は2005年に市と地元住民で結んだ公害調停によって定められており市は10年をめどに施設の稼働をめざしていましたが候補地の選定は難航してきました。

きょうは、公害調停申請人の会の吉田隆一会長が仲川市長に申し入れ書を提出し現地建て替えでなく移転建設することや移転の早期実現を改めて求めました。

公害調停申請人の会 吉田隆一 会長

「もう20年近くたっている。議会も含めて現地建て替えという話が報道などでも出ております。われわれ左京住民は非常に危惧しております。」

仲川市長はごみ処理施設は市の最重要課題と位置付けているとしたうえで、実現に向けて取り組みたいと話しました。

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