簡単でも激ウマ! キャンプ好き芸人プロデュース「スパイス&カレー」実食4選レポ

スパイスの風味を味わえる「バカまぶし辛くないの」(撮影:櫻井 たかひろ)

キャンプ好き芸人がプロデュースしたこだわりの食品が続々と販売されている。簡単に作れるカレーや、アウトドアスパイスなど、どれもキャンプをより楽しく、美味しくしてくれる商品ばかりだ。

今回は、4つの商品を使って調理してみたので、それぞれの魅力と、実際に食べてみた感想をレビューしていこう。

■キャンプ芸人がプロデュースした商品で調理してみた

今回購入した商品は、以下の4つ。

・たけだバーベキューさん「たけだバーベキューのキャンプクラフトカレーキット」 ・バイきんぐの西村 瑞樹さん「バカまぶし辛くないの」 ・阿諏訪 泰義さん「箔」 ・チュートリアルの徳井 義実さん「KOJIRASEカレー」

スパイス2種類とカレー2種類をそれぞれ使用し、調理してみた。開発した背景や味を紹介するので、ぜひチェックしてほしい。

●その1:たけだバーベキューさん考案「たけだバーベキューのキャンプクラフトカレーキット」

「たけだバーベキューのキャンプクラフトカレーキット」は、キャンプで簡単に本格スパイスカレーを作れるカレーキットだ。キットには4種類のスパイスと辛さ調整をするための唐辛子、レシピブックが入っている。

小麦粉不使用で、ルーを使わずに作れるスパイスカレーだ。

開発のきっかけは、たけだバーベキューさんが「とにかく自分が納得できる、旨いカレーを作りたい」という強い思いから、1年半もの間試行錯誤を重ね、このキットを完成させた。

具材はトマト、玉ねぎ、鶏肉とシンプルにしたが、トマトの甘みとスパイスの風味が絶妙にマッチし、奥深い味わいを楽しめる。辛さは控えめなので、辛いのが苦手な人でも問題なく食べられるだろう。

さらに、付属している「魔鬼(まおに)とうがらし」を加えることで、自分好みの辛さに調整できるのも嬉しいポイントだ。

魔鬼とうがらしは辛いので入れすぎに注意しよう(撮影:櫻井 たかひろ)

キットには広げるとA3サイズの大きさになるレシピブックが付属しており、必要な材料や調理時間も丁寧に記載されているので、調理が苦手な方でも安心して挑戦できるはずだ。

・価格 1,210円(税込)

●その2:バイきんぐの西村 瑞樹さん監修「バカまぶし辛くないの」

バイキングの西村 瑞樹さんが監修した「バカまぶし」は、12種類以上のスパイスをオリジナルブレンドしたアウトドアスパイスだ。

発売元である株式会社QuestP’ageがスパイスの開発をはじめるにあたり、キャンプ芸人の中でも味覚が良いと評価を受けていた西村さんに声をかけたことで実現した商品だ。

「バカまぶし辛くないの」と「バカまぶし旨辛いの」の2種類が発売されているが、今回は「バカまぶし辛くないの」を購入し、料理で使ってみた。

肉に「バカまぶし辛くないの」をたっぷり振りかけて味わったが、スパイスの香りが口いっぱいに広がり食欲をそそる味わいだ。スパイスの中ではクミンの香りが強いため、カレーのような風味を感じる。

ジューシーな肉と「バカまぶし辛くないの」のスパイスの香りがマッチする(撮影:櫻井 たかひろ)

肉と魚、白米にかけてそれぞれ味わったが、油がある食材との相性が抜群のスパイスだと感じた。「バカみたいにまぶしたくなる万能スパイス」というコンセプト通りさまざまな料理にかけたくなるスパイスだ。

・価格 840円(税込)

●その3:阿諏訪 泰義さん監修「箔」

阿諏訪 泰義さんが監修した出汁スパイス「箔」は、旨味成分の一つであるホタテに含まれた“コハク酸”を使った調味料だ。

料理人として修行してきた阿諏訪さんは、市場にあるアウトドアスパイスは香りが強く、毎日使うことはできないと感じたため、飽きのこないスパイスを作ろうと「箔」を開発。味を主張しすぎず、食材の味をそのまま活かすことができる万能調味料を完成させた。

実際に、味噌汁や野菜炒め、卵かけご飯で使ったが、「箔」を振りかけると、食材にコクと深みが加わるため、料理を美味しくしてくれた。

一番のお気に入りはお湯に箔を溶かしたスープだ。100gのお湯に箔を3g入れるだけとシンプルなスープだが「箔」の旨味を一番感じることができる。

スープを飲むと旨味が凝縮しているのを感じることができる(撮影:櫻井 たかひろ)

家庭でも使えるため「箔」を購入してから我が家の食事には頻繁に登場する。

アウトドア歴8年の筆者は今まで10種類ほどのアウトドアスパイスを食してきたが、「箔」が一番美味しいと感じた。

・価格 885円(税込)

●その4:チュートリアルの徳井 義実さん「KOJIRASEカレー」

チュートリアルの徳井 義実さんが監修した「KOJIRASEカレー」は、無添加で体に優しいフレーク状のカレーだ。

全国各地のカレー店を食べ歩くほどカレー好きな徳井さんが、訪れたお店の味を気に入り、店主と意気投合。店主の紹介でフレーク状の加工をしてくれる工場と出会い「KOJIRASEカレー」の開発がスタートした。

「KOJIRASEカレー」は、具材を入れなくても味わえるカレーだが、筆者が好きなカツカレーで調理をしてみた。

カツときのことほうれん草カレー(撮影:櫻井 たかひろ)

野菜を数時間煮詰めてコクを出したような奥深さがあり、後味にほんのり辛味がある大人のカレーだ。今回はきのことほうれん草を入れたが、味付けがしっかりしていてコクがあるため、牛すじや魚介類を入れてもあうと思う。

1人前を作るには3分間煮込むだけなので、時間がない時でも簡単に本格カレーを食べることができる。

・価格 2500円(税込)

■情熱とアイデアが詰まった食品を味わおう

4つの商品は全て、芸人自身の経験やアイデアを活かして開発したものなので、商品に込められた思いやこだわりを感じながら調理すると、より一層美味しく感じられるはずだ。

スパイスやカレーのレシピは、家でも作ることができるため、キャンプ好きはもちろん、そうでない人もこれらの商品をぜひ試して欲しい。

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