MVP争いはソトとベッツが最有力 大谷はナ・リーグ2番手の評価に

日本時間4月23日、米公式サイト「MLB.com」では今季1回目のMVP模擬投票の結果を公開した。投票には同サイトの記者やアナリスト合計45人が参加し、現時点の成績だけでなく、今季の残り試合で何が起こるかを予想したうえで1位から5位までを選出。1位5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントで集計し、順位が発表されている。ア・リーグはフアン・ソト(ヤンキース)、ナ・リーグはムーキー・ベッツ(ドジャース)が大差で1位。大谷翔平(ドジャース)はナ・リーグの2番手となった。

今回の模擬投票に参加した45人のうち、ア・リーグでは38人がソト、ナ・リーグでは41人がベッツに1位票を投じた。まだシーズンが始まって3週間ほどしか経過していないが、現時点ではこの2人がMVPの最有力候補ということになる。ヤンキースに移籍したソトは今季ここまで23試合に出場し、打率.322、5本塁打、20打点、OPS.991を記録。14三振に対して19四球を選び、出塁率.439と今季も選球眼のよさが光っている。一方のベッツは24試合に出場して打率.355、6本塁打、19打点、5盗塁、OPS1.103を記録。負担の多い遊撃の守備をこなしつつ、高水準の打撃成績を維持している。自身2度目の「30-30」も狙えるペースだ。

大谷は打率(.368)、安打(35)、二塁打(11)、塁打(63)でメジャートップの数字を残しているが、右ひじの手術で投げられず、フルタイムの指名打者となっていることが影響したのか、1位票は1票も獲得できなかった。ベッツがこのまま好成績を維持した場合、大谷は三冠王を獲得するようなことがなければ、ベッツとのMVP争いを制するのは難しいかもしれない。とはいえ、右ひじのリハビリを抱えながらも指名打者としてMVP争いに加わるほどの好成績を残していること自体が驚異的と言えるだろう。

米公式サイト「MLB.com」による今季1回目のMVP模擬投票の結果は以下の通り。

◆ア・リーグ
1位 フアン・ソト(ヤンキース)1位票38
2位 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)1位票3
3位 マイク・トラウト(エンゼルス)1位票4
4位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
5位 ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)

【その他の得票者】
アドリス・ガルシア(レンジャーズ)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、マーカス・セミエン(レンジャーズ)、カイル・タッカー(アストロズ)、コリー・シーガー(レンジャーズ)、アドリー・ラッチマン(オリオールズ)、ジョシュ・ネイラー(ガーディアンズ)、ジョーダン・ウエストバーグ(オリオールズ)、テイラー・ウォード(エンゼルス)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、アンソニー・ボルピー(ヤンキース)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、タイラー・オニール(レッドソックス)、ホセ・ベリオス(ブルージェイズ)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、カッター・クロフォード(レッドソックス)、ラファエル・デバース(レッドソックス)

◆ナ・リーグ
1位 ムーキー・ベッツ(ドジャース)1位票41
2位 大谷翔平(ドジャース)
3位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)1位票2
4位 マーセル・オズナ(ブレーブス)1位票1
5位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

【その他の得票者】
エリー・デラクルーズ(レッズ)、ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ/1位票1)、ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、マイケル・ブッシュ(カブス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、トレイ・ターナー(フィリーズ)、オーランド・アルシア(ブレーブス)、ピート・アロンソ(メッツ)、CJ・エイブラムス(ナショナルズ)、ルルデス・グリエルJr.(ダイヤモンドバックス)、マット・オルソン(ブレーブス)、スペンサー・スティアー(レッズ)、コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)、ダンズビー・スワンソン(カブス)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)

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