UltiMaker初の産業用3Dプリンタ「Factor 4」の販売を開始!

2024年4月23日、UltiMakerの総代理店であるBrule Inc.(所在地:東京都台東区、日本における代表者:Clayton Morton、以下 Brule)は、UltiMaker初の産業用3Dプリンタ「Factor 4」販売を開始いたしました。

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UltiMaker Factor 4は、産業用途で使用することを可能にしました。部品の開発、生産などの工程で試験を行い、設計されています。

Factor 4の最大の特徴は6つあります。

(1) 設計から最終成型までの用途で使用を可能にする精度

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Factor 4は、二つの材料を押し出し、工業用のサポート材の使用やオンボードプリントプロセスレポートにより作業を容易にし、成功の確率を高め、造形のばらつきを抑えます。

<補助部品の小ロット生産>

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エクストルージョン速度と造形のばらつきが10%未満であり、バッチ毎に再現可能な寸法精度は、Hブリッジガントリ、クローズドループフィード制御、均一に制御されたビルドプレート温度(X軸とY軸で最大5℃のばらつき)の組み合わせによるものです。

(2) 材料の多様性がもたらすイノベーション

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UltiMaker PPS-CFは、複雑なスチール部品に代わる新しい耐熱性複合材です。

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TPU 95A~TPU 70Aの大型柔軟部品など更に強みである材料の幅が増えました。

(3)再現性の高い造形

<隅までくまなく造形>

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330 x 240 mmのフレキシブルビルドプレートで、1mm単位で安心して3Dプリントできます。また、PEIコーティングにより、造形物を素早く取り外すことができます。

<精度検査済み>

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PPS CF、PET CF、タフPLA、PETGを使用し、プリンタの全ビルドサイズで公称長さ±0.2mmまたは±0.2%以内の寸法精度を実証しました。

<自由な設計を加速>

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複雑な形状や複数材料部品のための高速デュアルプリント機能で、すべての機能をフル活用。

(4) 未来を予測して実現するテクノロジーを満載

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UltiMaker Factor 4は、HTプリントコアを使用して最高340℃まで温度を上昇させます。

これは、より高い耐熱性と耐久性を持つ材料を、より安心して3Dプリントできることを意味します。

完全に密閉されたビルドボリューム内の温度も最高70℃まで制御され、加熱ベッドは最高120℃まで制御されます。

3Dプリンタがどこに設置されていても、材料に応じた最適な加工条件と安定したパーツ品質を保証します。

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<再設計された押し出しトレイン>

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全く新しいHブリッジガントリーとダイレクトドライブエクストルージョンプリントヘッドの組み合わせにより、高速移動にも関わらず位置精度±0.2mm、UltiMaker検証済み材料で公称長さの±0.2%を実現します。

これにより、複数材料使用時のプリントが他社より高速になることを実現し、柔軟性や強度のある部品をすばやく造形できます。

<手間のかからない材料管理>

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新開発の自動材料保管・管理システムにより、スプールを確実に管理することができます。内部チャンバーは10%以下のRHに保たれているため、最大6キログラムのフィラメントを完璧な状態に保ち、連続プリントを行うことができます。

(5) UltiMaker CuraとDigital Factoryで簡単、安全でスムーズな業務環境を提供

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UltiMaker Cura当社のソフトウェアは、強力なスライスエンジンでAM業界をリードしています。ネイティブCADファイルを含む様々な種類のファイルを直接インポートし、事前に調整されたアプリケーションインテントプロファイルで素早くスライスすることができます。また、Curaには次のような特徴もあります。

\- 調整を行うための400以上の設定

\- 材料のインターロックにより、複数の材料を自由に組み合わせることができます。

\- 小ロット生産に最適なシーケンシャル印刷

\- 印刷体験を常に向上させる定期的なアップデート

共有ワークスペース、役割分担、デジタルライブラリによるファイル管理により、印刷スケジュールの調整も簡単です。すべてのFactor 4のライブHDカメラフィードと進捗状況およびステータス更新により、ダウンタイムなしで複数のプリンタで複数の印刷を処理することができます。デジタルファクトリーには以下も含まれます:

\- レビューとフォーキャストのための詳細な分析(CSVエクスポート付き)

\- プリンタのメンテナンスタスクの概要と履歴

\- 再印刷せずにジョブを再印刷するための安全なリモートコントロール

<オンボード構造完全性検証>

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すべての印刷ジョブの後、公称値からのエクストルージョンパラメータの逸脱、その位置、および3Dモデルでの深刻度に関する詳細なレポートを受け取ります。プリントヘッド、ビルドチャンバー、材料ローディングシステムにある一連のセンサーを使用することで、このプリントプロセスレポートは、現場で使用する前にパーツの品質を確認し、検証するのに役立ちます。

<お客様の声を集めたモジュール式>

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UltiMaker Factor 4はモジュール式に設計されています。そのため、プリンタの一部に修理が必要になった場合でも、生産停止時間を短縮することができます。

UltiMaker Factor 4のサービスプランでは、世界中どこでも専門の技術者が迅速に故障した部品を別の部品に交換することができるため、可能な限り早く再稼働させることができます。

(6) 用途と材料-プリントコアとマッチング

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UltiMakerプリントコアは、クイックスワップ設計とEEPROMチップを採用しています。Curaによって認識され、あらゆる印刷ジョブの要件に合わせて工具なしで素早く交換できるため、作業効率が向上し、ダウンタイムが減少します。

<プリントコアの種類>

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<UltiMaker Factor 4をサポートする安全で機能的なプリンタステーション>

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メンテナンスや移動と輸送に便利で最小限の床占有と操作性を完備しています。

ロック可能な引き出しで、18個のスプールとアクセサリーを収納できます。

「Factor 4はこちら」

https://www.brule.co.jp/ultimaker/ultimaker-3d-printer/ultimaker-factor4.html

【UltiMaker社について】

UltiMaker社は2011年に設立されたオランダのデスクトップ3Dプリンタメーカーです。2011年5月より販売を開始し、自動車、建築、ヘルスケア、教育、ベンチャー企業様などの業界で多く使用されています。2022年9月13日にMakerBot社との合併を完了し、デスクトップ 3D プリンティングのリーダーである両社の統合により、幅広いお客様のニーズに対応した、使いやすく手に入れやすいデスクトップ3Dプリンティングソリューションを提供しています。

【Brule Inc.について】

Brule Inc.は2006年に設立され、2024年現在、日本国内に様々なデスクトップ・インダストリアル3Dプリンティングの販売を通じてモノづくりのソリューションの提案をさせて頂いております。また2023年には東京大学と連携して3DPATCを開設して自社販売のものだけなく、様々な機器をご提供しております。

詳細は当社ホームページ https://www.brule.co.jp/3d-printers/industrial-3d-printers.html をご確認下さい。

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