4月デビューの新型やくも「車両下から異音が…」乗客から報告、点検で停車 JR伯備線・上菅-黒坂駅間 80分遅れで到着

特急やくもの新型車両(資料)

 23日午前11時55分ごろ、鳥取県日野町のJR伯備線上菅-黒坂駅間で、岡山発出雲市行きの特急やくも7号の車掌が、乗客から「車両の下から異音がする」と報告を受けた。米子指令所に連絡した上で車両点検のため停車後、根雨駅まで運転を継続し、80分遅れで到着した。原因は調査中。

 JR西日本中国統括本部によると、やくも7号は4月6日に運行を開始した新型車両。約150人の乗客は後続のやくも9号に乗り換えた。

 また、午後0時20分ごろ、島根県安来市のJR山陰線安来-荒島駅間で、架道橋の橋桁に車が接触したと連絡があった。安全確認のため、約50分間、同区間の運転を見合わせた。

 これらの影響で特急やくも3本が運休したほか、特急6本を含む9本に最大で1時間20分の遅れが生じ、約600人に影響した。

(23日21:30に追記)

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