倉田真由美氏 コロナ禍の〝マスク警察〟の恐怖を回想「道ですれ違った男性に吐き捨てられた」

倉田真由美氏

漫画家の倉田真由美氏が23日「X」(旧ツイッター)を更新。コロナ禍で経験した“マスク警察”の恐怖をつづった。

マスクを着けていない人に対して、着用するように注意、強要する人間がいたことについて倉田氏は「ほんの少し前まで、『マスク警察』という他人にマスクを強要する輩がそこかしこにいた。この日本に。私も会った。道ですれ違った男性に『マスクしろよ!』と吐き捨てられた。言い返したが、あの時の怒りと恐怖のようなものは時間が経ってもなかなか忘れられない」と外で歩いている時にいきなり怒鳴られた時の恐怖を振り返った。

続けて「『身体的に、戦った時勝てそうにない相手』に恫喝されるのは怖い。そうじゃなくても怖いけど、より怖い。他人同士、喧嘩になった時相手がどこまでのことをしてくるかわからないからだ」とつづった上で「あんなモンスターを作ったのは国とメディア、そしてそれに乗せられた大衆だ」と嘆いた。

さらに「恫喝する側も、『自分より弱そうな相手』の方がしやすいのは明らか。私の周囲でもマスク警察にあったのは女性が多い。実際にマスク警察が暴力を振るい事件になったケースも、相手は小学生、高齢女性だった」とマスク警察の特徴として弱者を対象としていた点を強調している。

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