張本美和に勝った直後の王曼昱と馬琳氏の異例行動に中国注目「興奮するのも無理はない」

王曼昱(ロイター)

卓球女子の世界ランキングで8位に入った張本美和(木下グループ)の脅威ぶりを示す行動に、中国メディアが注目した。

最新の世界ランキングで自身初のトップ10に入った張本。急成長中の張本について、中国メディア「直新聞」は、ワールドカップ(W杯、マカオ)での快進撃を振り返り報道した。

決勝トーナメント1回戦で、張本は王芸迪(中国)を破りベスト4入りすると、準決勝は世界2位の王曼昱(中国)と対決。大接戦の末、2―4で敗れたが、同メディアは、中国側が張本に勝つことが難しく、いかに全精力を注いでいたかを伝えた。

「王曼昱が張本の衝撃に耐え、決勝に進んだ。しかし、16歳に満たない張本は年齢に似合わない素晴らしい才能と成熟度と落ち着きを再び示した。内容は接戦で、結果的には辛勝と言っていい。試合終了後、王曼昱が地面にしゃがみこんで顔を覆い、コーチ馬琳が拳を突き上げて興奮して叫んだのも無理はない」と報道。難敵・張本に勝利したことで、王曼昱や馬琳氏が異例の大喜びだった様子を伝えた。

さらに同メディアは「私たちはこの若い『ダークホース』についてもっと知る必要がある。今度のパリ五輪では、張本は女子団体戦のみの出場となるが、新戦力としてそのポテンシャルは侮れない」と警戒した。

パリ五輪までもどんどん成長しそうだ。

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