カニ、イカ、スイーツ…鹿児島県民は北海道に目がない 北の美味を詰め込んだ初夏の物産展に人だかり 山形屋

北の美味を詰め込んだ海鮮弁当=23日、鹿児島市の山形屋

 鹿児島市の山形屋で23日、「初夏の北海道物産展」が始まった。18回目の今回は、初夏初出店の12社を含め過去最多の101社が海産物やスイーツなど約1300品を販売。北の味を求めて開店前から約130人が並び、会場は大いににぎわった。5月7日まで。

 いかめしや海鮮弁当といった定番の特産物に加え、いちごをふんだんに使ったスイーツや、アニメに出てきそうな見た目のチーズケーキも売り場を彩った。山口政博食品統括部長(59)は「北海道の旬や季節を感じてほしい。鹿児島の初夏の風物詩を楽しんで」と来場を呼びかける。

 同市中央町の主婦藤崎博美さん(65)は、開店の1時間以上前から列の先頭に並んだ。「毎回並んでおり、きょうも冷凍庫を空にして準備は万端。家族と食べるのが楽しみ」と海産物を中心に両手いっぱいに抱え、満面の笑みを見せた。

 同展4会場のうち2会場は4月30日、店舗入れ替えのため閉まる。

アニメに出てきそうな見た目のチーズケーキ=23日、鹿児島市の山形屋
北海道の特産品を求める買い物客でにぎわう物産展会場=23日午前、鹿児島市の山形屋

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