ゼロカーボンへ連携…カインズ浦和美園店で蓄電池システムの本格運用を開始 さいたま市との連携事業

浦和美園店に蓄電池システム カインズとさいたま市

 ホームセンターのカインズ(埼玉県本庄市)とさいたま市は、市内の脱炭素先行地域の連携事業としてカインズ浦和美園店(緑区)で蓄電池システムの本格運用を開始した。

 さいたま市は2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言。22年4月に環境省の全国モデル地域に選定されている。

 カインズは25年までに店舗、倉庫などの「カーボンゼロ達成」を掲げており、まちのエネルギー自給率の向上・地域分散化や災害時レジリエンスの強化(一時避難所、復旧拠点化)に取り組んでいる。

 蓄電池のシステム設備容量は毎時300キロワット。太陽光発電は142キロワット分を増設し、既存設備と合わせて約550キロワットの発電能力となった。平常時は太陽光発電と蓄電池の併用で電力の約4割を賄い、年間約220トンのCO2の削減が可能となる。

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