保釈中、公判に不出頭の容疑 無職男逮捕、改正刑訴法適用

警視庁

 保釈中に常習累犯窃盗事件の公判に出頭しなかったとして、警視庁目白署は23日、刑事訴訟法違反(公判期日への不出頭)の疑いで、住所不定、無職中川直貴容疑者(40)を逮捕した。

 昨年11月に施行された改正刑訴法は、保釈中の被告らが、裁判所から呼び出しを受けたのに公判期日に来ない「不出頭罪」などを定めている。

 署によると、昨年5月に窃盗容疑で現行犯逮捕された。同6月に常習累犯窃盗罪で起訴され、保釈。昨年10~12月に東京地裁で開かれた3回の公判には出頭し、懲役3年を求刑されていた。

 逮捕容疑は1月15日、予定されていた常習累犯窃盗事件の公判に出頭しなかった疑い。黙秘している。

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