山東省の青島港自動化ターミナルで、荷物の積み下ろしをする貨物船。（資料写真、小型無人機から、青島＝新華社配信/張進剛）
【新華社済南4月23日】中国山東省済南税関が20日に発表した同省の第1四半期（1～3月）の貿易額は前年同期比5.5％増の7700億6千万元（1元＝約21円）で、同時期の過去最高を更新した。伸び率は直近5四半期の高水準となり、全国（5.0％）を上回った。輸出は11.0％増の4706億2千万元、輸入は2.1％減の2994億4千万元だった。
貿易方式別では、一般貿易額が8.2％増の5086億8千万元で貿易全体の66.1％を占め、割合は1.7ポイント上昇した。保税物流方式による貿易額は9.7％増の1316億8千万元で17.1％を占めた。加工貿易額は13.5％減の1079億1千万元だった。
貿易相手別では、東南アジア諸国連合（ASEAN）が19.4％増の1596億元、欧州連合（EU）が3.3％増の702億元。新興市場との貿易額は高めの伸びを示し、中南米が32.9％、アフリカが21.5％、インドが5.4％、中東欧が19.5％それぞれ増加した。
市場主体別では、民間企業が8.9％増の5790億6千万元で、全体の75.2％を占め、割合は2.4ポイント上昇した。貿易額の伸びを6.5ポイント押し上げ、貿易のけん引効果が突出した。
輸出品目別では、機械電気製品が6.5％増の2132億4千万元で輸出全体の45.3％を占めた。うち自動車部品が6.2％増の325億9千万元、汎用機械設備が2.3倍の152億6千万元、家電が37.6％増の126億3千万元だった。労働集約型製品は20.4％増の867億9千万元、農産物は13.2％増の374億4千万元となった。
