中島啓太が日欧共催大会で凱旋出場 今季米ツアー優勝者と予選同組

インドで欧州ツアー初優勝を飾った中島啓太が凱旋する(Jason Butler/Getty Images)

◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 事前情報◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

欧州ツアー(DPワールドツアー)との共催競技となる国内男子ツアー第2戦が25日(木)に開幕する。コロナ禍の2年前は日本ツアー単独開催で、昨年が初共催。ことしは11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」の会場でもある静岡・太平洋クラブ御殿場コースで開催される。

フィールドは、欧州ツアーの有資格者100人、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の有資格者上位48人、推薦出場(アマを含む)の156人。賞金総額225万ドル(約3億4789万円)、優勝賞金38万2500ドル(約5914万円)は日本ツアーの賞金ランキング加算大会としてはシーズン最高規模を誇る。

茨城・PGM石岡GC開催の前年大会を制したルーカス・ハーバート(オーストラリア)はLIVゴルフに移籍。ディフェンディングチャンピオン不在の大会にあって、今季欧州ツアー初優勝を挙げて年間ポイントレース2位につける星野陸也も体調不良で欠場が決まった。

日本勢で大きな期待を背負うのは、3月の直近大会「ヒーローインディアンオープン」で欧州初優勝を飾り、凱旋する中島啓太。ボーナス獲得やメジャー「全米プロ」出場権など上位者に特典があるアジアンスイング(次週「ボルボ中国オープン」まで)のランキングでトップに立つ。

国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で優勝し、欧州での出場機会をうかがう金谷拓実にはポイントを稼ぐ貴重な機会。2019年に「三井住友―」でアマチュア優勝を飾ったコースでのチャンスを逃すわけにはいかない。谷原秀人、石川遼、今平周吾、PGAツアーの昨季フェデックスカップランク126~200位の資格で出場の小平智らも当地でカップを掲げた経験を持つ。

世界ランクでフィールド最上位の21位につけるマチュー・パボン(フランス)は1月のPGAツアー「ファーマーズインシュランスオープン」で優勝。昨季欧州ツアーでポイント上位に入って米国行きを決め、このルートでいち早く成功をつかんだプレーヤーだ。

23日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、中島はパボンとマッテオ・マナッセロ(イタリア)、金谷はサム・ベアストー(イングランド)とパブロ・ララサバル(スペイン)と同組に。石川はクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)と、3月「ポルシェ シンガポールクラシック」で優勝したイェスパー・スベンソン(スウェーデン)と回る。

<主な出場予定選手>
イェスパー・スベンソン、マチュー・パボン、マッテオ・マナッセロ、クリスティアン・ベゾイデンハウト、中島啓太、今平周吾、比嘉一貴、蝉川泰果、金谷拓実、平田憲聖、石川遼、岩崎亜久竜、ショーン・ノリス、谷原秀人、岩田寛、河本力、桂川有人、川村昌弘、ラファ・カブレラベロー、小平智、中野麟太朗(アマ)

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