男子20キロで4位入賞 パリ五輪競歩代表候補の古賀友太が帰国「確実に力はついている」【世界競歩チーム選手権】

世界競歩チーム選手権から帰国した古賀友太

陸上の世界競歩チーム選手権(トルコ・アンタルヤ)に出場した日本代表が23日、成田空港に帰国した。個人種目の男子20キロで1時間19分54秒で歩いて4位入賞し、団体での銀メダル獲得に貢献した古賀友太(大塚製薬)=福岡県糸島市出身=は「満足のいく結果ではないものの、一定の成果を感じることができた」とうなずいた。

代表入りを確実にしているパリ五輪に向けた前哨戦と位置づけた今大会は、尻上がりにペースが上がる厳しい展開に食らいつき、世界ランク上位の選手と競り合った。

3月中旬に体調を崩して満足な練習ができなかった中での好結果だけに「上位の選手と戦っていけるなという実感が湧いた。(12位だった)昨年の世界選手権よりも確実に力はついている」と手応えを口にした。

終盤に歩型違反で2度警告を受けた反省から、今後はペースが上がった際でも安定した歩型で歩く練習を重ねていく。今回試した厚底シューズにも好感触を得ているが「メーカーによってシューズは違うので、練習で試しながら一番合うものを採り入れたい」と語った。

24歳の古賀は2月の日本選手権(神戸)で1時間17分47秒を記録して3位に入り、日本陸連が設定する派遣標準記録を突破した。

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