「チーム四国」の結束でパリ五輪切符 レスリング男子・曽我部(今治西高出)ら4人、互いに刺激

男子グレコローマン67キロ級準決勝で勝利し、五輪出場枠を獲得した曽我部京太郎=ビシケク(共同)

 レスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級の曽我部京太郎(ALSOK=今治西高出)が21日、キルギスで開催されたパリ五輪アジア予選で初の五輪出場を決めた。これでレスリング競技の四国勢のパリ行きは4人目。自分たちを「チーム四国」と名乗り結束を強め、互いを高め合っている。

 ほかに五輪出場を決めているのは、男子がフリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運=高知南高出)、グレコ77キロ級の日下尚(三恵海運=高松北高出)、女子は57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手=高知南高出)。

 曽我部、清岡、日下の3人は日体大出身で、日体大レスリング部を率いる松本慎吾監督=宇和島市出身=の門下生だ。

 今回の五輪アジア予選では、曽我部の日体大同期の清岡が先に五輪切符をつかんだ。予選最終日に登場した曽我部は試合前、自身のX(旧ツイッター)で「超刺激さらに燃えた、あとはやるしかねえ! チーム四国締めくくります」と投稿。前に出続けるレスリングを貫いて有言実行した。

日体大時代、松本慎吾監督(上)と練習する曽我部京太郎=3月、横浜市の日体大横浜・健志台キャンパス

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