【F1】角田裕毅 欧州専門メディアの評価ランキングで19位に沈む「調子が急激に悪化」

角田裕毅(ロイター)

F1のRBに所属する角田裕毅(23)が、21日に行われた中国グランプリ(GP)の結果を受けて評価されたドライバーのランキングで〝ブービー〟に沈んだ。

中国GPで角田は19日のスプリント予選で19位、20日のスプリントで16位、本予選でQ1敗退の19位、そして決勝はリタイアと散々な結果に終わった。

欧州のモータースポーツ専門メディア「ザ・レース」は、有名評論家のエッド・ストロー氏によるドライバー評価のランキングを発表。角田は20人中19位と酷評された。

ストロー氏は「角田は初めての中国訪問で全く本来の調子に乗れず、FP1では懸命に走ることに集中したせいで劣勢なスタートを切り、セットアップのトラブルやグリップ不足との戦いに苦しんだ」と分析した。

そして「どちらの予選セッションでも、彼は(ダニエル・)リカルドのペースから大きく離れており、金曜日は0・5秒、日曜日は0・3秒だった。つまり、両方のレースで順位を下に埋められ、マグヌッセンからの追突により週末が予定よりも早く終わってしまった」と全く見せ場がなかったと厳しく評価した。

そして結論として「シーズン序盤の好調な調子が急激に悪化」と斬り捨てた。

ちなみに最下位は追突や逆ギレで波紋を呼んでいるアストンマーティンのランス・ストロール。角田は次戦のマイアミGP(決勝5月5日=日本時間同6日)で、屈辱の低評価を覆す活躍を見せられるか。

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