「シャイン!!」大津の中学生がハーモニー コロナ中断から4年ぶり定期演奏会

4年ぶりの定期演奏会で、音を奏でる大津少年吹奏楽団の団員(大津市島の関・市民会館)

 大津市内の中学校の吹奏楽部員でつくる大津少年吹奏楽団の定期演奏会がこのほど、同市島の関の市民会館大ホールであった。新型コロナウイルス禍による中断を挟み4年ぶりの開催で、生徒らは息の合った演奏をホール内に響かせ、観客を魅了した。

 同楽団は、市内の国公私立中学校の吹奏楽部員で組織される。年1回、技能向上や他校との交流を目的にこの時期に催し、今年で51回目。

 18校から約450人が参加し、「学園天国」や「銀河鉄道999」といった定番のヒット曲から、2025年に県内で開催される国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会のイメージソング「シャイン!!」などを披露した。観客席からは時折手拍子で盛り上げ、各学校の演奏終了時には会場から大きな拍手が送られていた。

 OBで楽団をサポートする粟津中学校の星田茂之教諭は「4年ぶりの定期演奏会で今日を迎えられたのはうれしい。来年以降も次の代にバトンをつなげていけたら」と話していた。

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