行方不明者、輪島で3人 安否不明者はゼロに

 石川県は23日、能登半島地震の被害で、輪島市で確認中としていた行方不明者数を3人と発表した。災害関連死15人を含む死亡者は245人、負傷者は1195人で、人的被害は計1443となった。

 県によると、輪島市で1人残っていた安否不明者が家族からの申し出により非公開となった。安否不明者は県が情報提供を求める目的で1月3日から公表している。これまで1001人が公表されたが、ゼロになった。 

 建物被害は前回の19日公表分から1246戸減の10万1546戸となった。住家が7万8076戸、公共建物が203戸、非住宅が2万3267戸。

 輪島、珠洲、能登3市町で続く断水被害は120戸減の計4460戸だった。避難者は332人減の5034人で、各市町の1次避難所が2631人、1.5次避難所71人、2次避難所2114人、広域避難所218人となった。

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