女子生徒への盗撮やわいせつ行為…教職員による不祥事相次ぎ 岡山県教委の教育長が校長らに再発防止訴え

教職員による相次ぐ不祥事を受けて、岡山県教育委員会の教育長が県立高校の校長らに再発防止を訴えました。

(岡山県教育委員会/中村正芳 教育長)
「踏みとどまるチャンスはなかったのか、どのようにすれば周囲の教職員が止めることができたのかなどについて自分事としてしっかり考えてほしい」

岡山県教育委員会の2024年度の重点事業などについてオンラインで話し合う会合です。

冒頭で中村正芳教育長が県立高校の校長ら約70人に不祥事の再発防止を訴えました。

岡山県教委は4月19日、女子生徒のスカートの中を盗撮したなどとして罰金80万円の略式命令を受けた県立高校の男性教諭と、女子生徒にわいせつな行為を複数回行ったとされる県立高校の男性教諭を懲戒免職処分にしました。

2023年度も、公立中学校の男性講師と男性非常勤講師の2人を懲戒免職処分にしています。いずれも盗撮をしていました。

23日は緊急の校長会議も開かれました。

県教委は、学校側に対し不祥事防止のためのチェックシートを全教職員に記入させ、現状を把握することなどを求めました。

(岡山県教育庁 教職員課/西林哲郎 課長)
「研修の中で意識を高めていく、そういうことを繰り返していくことが不祥事防止の一手になるのではないかと捉えています」

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