県道矢板那須線の堰場工区工事が終了 利用を開始

とちぎテレビ

栃木県が整備を進めていた、矢板市と那須町を結ぶ県道の、那須塩原市内の一部区間でバイパス工事が完了し、4月23日から利用が始まりました。

県道の矢板那須線は、矢板市と那須町を結び、地域産業のほか那須地域や塩原温泉などの観光地への幹線道路として、重要な路線です。

今回、整備が完了したのは、那須塩原市金沢から下田野までの、およそ0.9キロ区間の堰場工区です。この区間は、箒川に架かる堰場橋が、建築されてから70年以上が経過して老朽化したことと、橋の前後の道が急カーブになっていて、大型トラックのすれ違いなどの支障がありました。2014年度から、堰場橋の架け替えを含め、バイパスとして整備に着工しました。

完成した堰場橋は、2.5メートルの歩道と1.0メートルの自転車道を含む、幅10.5メートルに拡幅し、車両や歩行者の安全な通行を確保しています。

23日は利用開始を前に、県大田原土木事務所をはじめ那須塩原警察署や那須塩原市など関係者、およそ30人が出席して安全祈願が行われました。テープカットで工事の完成を祝ったあと、パトカーの先導で関係車両が通り初めを行いました。

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