【大相撲】懸賞金はありがた迷惑!? 〝現金争奪戦〟の舞台裏を臥牙丸氏が解説

元小結の臥牙丸氏

大相撲の元小結臥牙丸氏(37)のユーチューブチャンネル「ガガちゃんねる」に、同じジョージア出身で元大関の栃ノ心氏(36)が出演。力士の懸賞金などについて解説した。

栃ノ心氏は「懸賞金はうれしいですね。(1本)7万円ぐらいですかね。(税金や手数料などを引くと)3万円は手元にもらえる。10本付いていると、懸賞金が30万ですから。土俵の上でもらえるので」と振り返る。

臥牙丸氏も「僕たち(懸賞金が)付いてない人からすると、付いている人に当たると超うれしい。(かつて同部屋だった)北太樹さん(現小野川親方)はすごくスポンサーが付いた。9本か10本ぐらい、1取組で毎日付いていたんです。例えば大関、横綱に付いても取りづらいのは当たり前。平幕の力士には勝てるかもしれないじゃないですか。チャンスが多いから」と続け、対戦相手にとっても大きなモチベーションになることを解説した。

その上で、臥牙丸氏は「北太樹さんは『(懸賞金をかけてもらうのは)ありがたいけど、みんな懸賞金を目当てに僕に勝ちにくるから。ちょっと迷惑やな…』と言ってた(笑い)」と裏話を披露。対戦相手が目の色を変えて勝ちにくる状況は、必ずしも歓迎すべきことではなかったようだ。

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