救急車が高速道路で誤進入し後退 病院へ到着遅れ 運転担当の隊員が“容態急変で無線に気を取られた”ため

愛媛県の宇和島地区広域消防事務組合は23日、高齢女性を搬送していた救急車が高速道路の進入路を誤るなどしたため、到着が遅れたと発表しました。

組合によりますと20日、80代女性を愛媛県宇和島市内の病院に搬送していた救急車が、高速道路のICで誤って松山方面に進入、本線に乗る前に後退するなどしたため、到着が約3分遅れたということです。

原因について組合は、女性が心肺停止に陥り容態が急変したことなどから、運転を担当した隊員が無線に気を取られたため、と説明しています。

また、女性は亡くなりましたが、到着遅れとの因果関係は認められないということです。

宇和島地区広域事務組合の井尻光明消防長は「緊急搬送中の救急車の病院到着に遅延が生じたことについて、深くお詫びいたします。安全運転を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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