岡田武史氏 引退表明の長谷部誠の〝今後〟に期待「これからは指導者として」

会見を行った(左から)廣田康人アシックス代表取締役、岡田武史会長

サッカーJ3FC今治と株式会社アシックスは23日に都内で会見を開き、本拠地とする今治里山スタジアムの命名権をアシックスが取得し「アシックス里山スタジアム」となることを発表した。会見にはFC今治の岡田武史会長(67)が出席し、17日に今季限りでの現役引退を表明した元日本代表MF長谷部誠(40=Eフランクフルト)について語った。

岡田会長は2010年のW杯南アフリカ大会では日本代表の監督として、チームを16強に導いた。同大会では長谷部を主将に指名。「発表する1週間前ぐらいに『引退します』という電話があった。あの年でドイツのトップとして、本当に長い間頑張ってきた。本当にご苦労さまという思い」とまな弟子をねぎらった。

さらに、代表監督の先輩として「向こうでも高い評価があって、コーチの依頼もあるみたい。これからは指導者として世界で活躍してもらって、ゆくゆくは日本に経験を持って帰ってくるということをやってくれたらと思う」と将来的な長谷部ジャパンの誕生に期待していた。

会見では、現在J3で3位と好調の今治についても言及。「Jリーグで今、アシックスのサポートを受けているのは(昨年)優勝した神戸とJ3のうち。早くここの差を埋めないといけない。アシックスのサポートを受けているからにはトップチームにならなければいけない」と力を込めた。

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