「ウイルスに感染してパソコンが…」30代女性が60万円だまし取られる 片言の日本語話す女から架空請求 富山・射水市

パソコントラブルの解決を名目に架空の料金を請求され、30代女性が合計60万円をだまし取られていたことが22日までにわかりました。

合わせて60万円をだまし取られる被害にあったのは、富山県射水市に住む30代の女性です。

射水警察署によりますと、女性は4月9日、自宅のパソコンでメールを確認しようとしたところ、画面上に実在するソフトウエア開発販売会社の名称で「ウイルスに感染している」などと表示されました。

女性が連絡先として表示された「010」から始まる番号に携帯電話で電話すると、片言の日本語を話す女が出て「ウイルスに感染して、パソコンのセキュリティーが大変なことになっている」「セキュリティーを直すプランがあり、2年で4万円、4年で8万円必要」なとと言われました。

女性は2年プランにすることを伝えると電子マネーを購入するよう指示され、パソコン画面に表示された入力画面にカードのシリアル番号を入力しました。

すると、女から入力したシリアル番号が違うなどと言われ、さらに指示され購入した8万円分の電子マネーカードでシリアル番号を入力しました。その後も女からシリアル番号が違うなどと言われ、合わせて60万円分の電子マネーカードを購入して、シリアル番号を女に伝えました。

その後、返金のための金をさらに要求されたため不審に思い、正規のソフトウエア開発販売会社に電話で確認したところ、詐欺の被害に気が付いたということです。

警察は、パソコン画面に「ウイルス感染」などとポップアップ表示で警告し、サポート費用を請求するのは特殊詐欺の手口だとしています。

そして、パソコン上にウイルス感染などと表示された場合は、一旦インターネットを切断し、家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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