加藤和彦の作品集アルバムより「あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.」を先行配信開始

1960年代以降、日本の音楽史に大きな影響を与えた不世出の音楽家・加藤和彦による作品集『The Works Of TONOBAN ~加藤和彦作品集~』が5月22日(水)にリリースされるが、収録曲の中から「あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.」が本日より先行デジタル配信が行われる。
 このアルバムには5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される音楽ドキュメンタリー映画 『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』(配給:ナカチカピクチャーズ)で使用される加藤和彦が手掛けた楽曲を中心に収録されているが、その中でも注目されるのが新曲の「あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.」である。この曲は映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』のために高野寛がアレンジを施し、きたやまおさむを筆頭にTHE ALFEEの坂崎幸之助、高田漣、坂本美雨などによって新たにレコーディングされており、今回のアルバムでCDへ初収録される。

[高野寛 コメント]
エンディング曲のアレンジという大役にご指名いただいて、身が引き締まる思いがしました。原曲の良さを曲げずに現代の感覚も加え、未来に歌い継がれていくような、大きな時間の流れをイメージしました。誰もが歌える名曲なのに、実際に演奏してみるとコード進行や構成に一筋縄ではいかない所があって、その「ひねり」が曲に深みを与えていることも印象的でした。

加藤さんが亡くなった時、旧作を全部聴き返し、千変万化の才能に驚いたのですが、今回の映画で改めて、リマスターされた楽曲の音の良さに驚き、その才能の普遍的な輝きに触れることができました。映画に参加することができて光栄です。

ミュージシャン 高野寛

本日の配信開始と併せて、アルバムの収録曲とジャケットのビジュアルも公開された。ジャケットは世界的なカメラマンである鋤田正義氏がサディスティック・ミカ・バンドの名盤『Live In London』(1976年発売)のジャケットで撮影した加藤和彦の写真をモチーフとしている。さらに収録曲にはボーナス曲として1973年4月9日に神田共立講堂で行われた「4人の会コンサート」からレアな加藤和彦のライブ音源として「家をつくるなら」と「悲しくてやりきれない」が収録される。

5月に全国公開されるドキュメンタリー映画は、生前に髙橋幸宏が加藤和彦に寄せた想いから企画が立ち上がり、日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズ結成秘話、サディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景などを交えた貴重映像に加え、日本のポップスの金字塔とも言える“ヨーロッパ三部作”に隠された逸話が描かれている。企画・監督・プロデュースは、『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』(2018)、『音響ハウス Melody-Go-Round』(2020)を手掛けた相原裕美。

坂本龍一や渡辺香津美、渡辺貞夫など数多くの作品を手がけるオノ セイゲン氏のマスタリングにより、稀代の音楽家である加藤和彦が遺した多岐にわたる楽曲の数々を、改めて堪能できる作品集に期待が高まる。

【商品概要】
■発売日:2024年5月22日(水) 
■タイトル:『The Works Of TONOBAN ~加藤和彦作品集~』
■アーティスト:Various 
■発売元:ユニバーサル ミュージック合同会社
■品番:UICZ-8235/6 
■価格: 3,850円(税込) 
■仕様SHM-CD 2枚組
<収録曲目(全36曲収録)>
DISC-1
M.01 帰って来たヨッパライ
M.02 イムジン河
M.03 イムジン河
M.04 悲しくてやりきれない
M.05 コブのない駱駝
M.06 僕のおもちゃ箱
M.07 日本の幸福II
M.08 あの素晴しい愛をもう一度
M.09 結婚しようよ
M.10 春夏秋冬
M.11 せっかちと
M.12 サイクリング・ブギ
M.13 快傑シルヴァー・チャイルド
M.14 黒船(嘉永6年6月2日)
M.15 タイムマシンにおねがい
M.16 どんたく
M.17 塀までひとっとび
M.18 マダマダ産婆
M.19 WA-KAH! CHICO
M.20 颱風歌
DISC-2
M.01 シンガプーラ
M.02 キッチン&ベッド
M.03 Gardenia
M.04 君の便りは南風
M.05 流れゆく君へ
M.06 SMALL CAFE
M.07 サン・サルヴァドール
M.08 うたかたのオペラ
M.09 おかえりなさい秋のテーマ - 絹のシャツを着た女
M.10 浮気なGigi
M.11 Je te veux
M.12 ディアギレフの見えない手
M.13 手と手 手と手
M.14 あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.
[ボーナス・トラック]
M.15 家をつくるなら
M.16 悲しくてやりきれない

■デジタル配信曲
「あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.」
(作詞:北山修 作曲:加藤和彦 編曲:高野寛)

Performed by Team Tonoban

Vocal, Guitars, Programming : 高野寛   
Vocal, Guitars, Pedalsteel : 高田漣    
Vocal : 坂本美雨   
Vocal, W.bass : 石川紅奈   
Vocal : きたやまおさむ   
Vocal : 坂崎幸之助   
Drums, Percussion : 宮川剛   
Strings arrangement & programming : 佐藤優介   
Drums Sample&Memory:高橋幸宏
  
Vocal : 加藤和彦(from 1971 live)

【映画情報】

映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』
2024年5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
http://tonoban-movie.jp

【WEB LINK】
・配信URL:https://umj.lnk.to/NrW2et
・ユニバーサル ミュージック:https://www.universal-music.co.jp/the-folk-crusaders/
・映画公式サイト:https://tonoban-movie.jp/
 予告編YouTube:https://youtu.be/hMyziMoqhX4
 PV Youtube:https://youtu.be/r194K2-UGKE

【加藤和彦プロフィール】
1947年3月21日、 京都生まれ。ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」でプロデビュー。日本のロックバンドで世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドを経て、ソロ、作曲家、プロデューサーとして活躍する他、映画『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983)をはじめとした映画音楽、歌舞伎で初めてオーケストラを取り入れた「スーパー歌舞伎」、サディスティック・ミカ・バンドやザ・フォーク・クルセダーズの再結成、坂崎幸之助とのユニット「和幸」、「VITAMIN-Q」結成等、精力的に活動した。2009年10月16日死去。享年62歳

© ユニバーサル ミュージック合同会社