「THE SECOND」グランプリファイナル出場の8組が決定! 組み合わせ抽選会&記者会見は4月25日配信

フジテレビ系では5月18日に、“結成16年以上”の漫才師たちによる賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」(午後7:00)の第2回大会の「グランプリファイナル」が生放送。本大会に出場するファイナリスト8組が決定した。運命の組み合わせ抽選会は、4月25日に開催。TVerで独占配信される。

「THE SECOND~漫才トーナメント~」の出場資格は、「エントリー時点で結成16年以上」であること。実力や才能はあっても、賞レースに出られないため、ブレークのきっかけが見いだせない漫才師たちに“セカンドチャンス”をつかんでほしいという願いを込めて、フジテレビが新たに立ち上げた漫才賞レースだ。

4月20・21日に開催された「ノックアウトステージ16→8」に、16組の漫才師たちが2組ずつ登場し、1対1の“タイマン”形式で激しいネタバトルを展開。会場に集まった一般審査員100人による採点方式の審査が行われた。

激戦の末、トーナメントを勝ち進んだのは、タモンズ(大波康平、安部浩章)、ハンジロウ(たーにー、しゅうごパーク)、ななまがり(森下直人、初瀬悠太)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、ザ・パンチ(パンチ浜崎、ノーパンチ松尾)、タイムマシーン3号(山本浩司、関太)、ガクテンソク(よじょう、奥田修二)、ラフ次元(梅村賢太郎、空道太郎)の8組。MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座を懸けて激突する。

Aブロック勝者のタモンズ大波は「ここまで来たらもう、優勝するしかないですね。というか、負ける気がしないです! 人生、そんなに何度もチャンスはないっていうことは、僕らが一番よく知ってるんで(笑)、この1回で確実にチャンスをつかみ取ります!」と意気込み十分。安部は「この1年、とにかく漫才をやりまくったんで、いい感じにパンプアップできていたのかなと。グランプリファイナルには、(「32→16」で対戦した)祇園と、(「16→8」で対戦した)ダブルアートの思いも持っていきたいです!」と語り、ライバルたちの思いを背負って挑む。

Bブロック勝者のハンジロウは「僕らはありがたいことに、いつも沖縄の皆さんに応援していただいてるんで、グランプリファイナルでも、沖縄のネタもちょこちょこ挟みつつ、僕らなりに目立てればいいかなと思ってます」(たーにー)、「今回は、ネタ選びがうまくハマったのかなと。あと、前回の“32→16”で、ザ・ぼんち師匠との戦いを乗り越えているので、メンタル的にはそれが一番大きかったですね」(しゅうご)と、それぞれが率直な胸中を明かした。

Cブロック勝者のななまがり・森下は「テレビで6分も漫才ができるなんて、人生初なんですよ。しかも、うまくいけば3本披露できるんですよね。もう最高じゃないですか! 優勝うんぬんよりも、できるだけたくさんネタをやりたいです!」と目を輝かせ、初瀬は「漫才の賞レースの決勝に出られるなんて、本当に夢のよう。もちろん優勝はしたいですけど、それよりも、自分たちの納得いく漫才をやって、しっかりお客さんに笑ってもらえれば、それでいいのかなと思ってます。悔いのないように頑張ります!」と喜びをかみ締めている。

Dブロック勝者の金属バットは「今回の試合が始まる前、ガチャピンとムックに会ったんですけど、僕に手を振ってくれたんですよ。勝因は、たぶんそれやと思います。グランプリファイナルに向けて、不祥事を起こさないように気を付けます(笑)」(小林)、「グランプリファイナルへの対策は、春には桜が咲き、夏には海に行き、秋には山並みが萌え、冬は雪が降る…。そんな感じで過ごしたいです。…好きなように解釈してください」(友保)と、独特のコメントを寄せている。

Eブロック勝者となったザ・パンチの浜崎は「グランプリファイナルも、本当に一生懸命やるだけですね。テレビの前で何も考えずに笑ってくれたらうれしいです。お酒を飲みながら、ご飯を食べながら、“ばかだな、こいつら”なんて言いながら見ていただけたら」と呼び掛けた。一方、松尾は「僕ら、何一つ作戦を立ててこなかったんですよ。ただ、32組に選ばれてから、マネジャーにたくさん劇場の出番を入れてもらったので、漫才をやる機会が増えて。それが今回の結果につながったのかもしれないです」と勝因を分析した。

Fブロック勝者のタイムマシーン3号は「今まで24年間やってきたことの積み重ねの結果だと思っています。賞レースの決勝の舞台というのは、トーク番組やクイズ番組とは全然心構えが違いますね。周りの芸人がフォローしてくれることもなく、ミスしても自分たちのせいだし、手柄も2人だけのものですから」(山本)、「去年出場した時、事務所の先輩のマシンガンズさんの活躍を、間近でずっと見ていたんです。そこで感じた“うらやましいな”という気持ちが、今年のモチベーションにつながったような気がしますね(笑)」(関)とコメント。

Gブロック勝者のガクテンソク・奥田は「10年前に『THE MANZAI』の決勝に出た時は『優勝して売れたい!』と、変に力んでいたんですけど、今は、そういう力みは完全に取れまして(笑)。『テレビでネタ3本披露できたらラッキー、それがいい結果につながったら、なおラッキー!』というスタンスで頑張ります」とリラックスしてファイナルに臨む。続けて、よじょうも「(対戦相手の)マシンガンズさんは去年準優勝されているので、お客さんからしたら、僕らの方が新鮮に見えたのかもしれないですね。(「「32→16」で対戦した)シャンプーハットの恋さんも、会うと必ず『頑張ってや』と言ってくれるし、負けた相手が心から応援してくれる賞レースって、珍しいですよね」と感謝している様子。

Hブロック勝者のラフ次元は「ウケるネタというよりも、はじける感じの楽しいネタを選んだんで、それがうまくハマったのかもしれないですね。僕ら、去年の“16→8”で、ギャロップさんに1点差で負けて敗退したから、勝手に“準優勝”って言い張っていたんです(笑)。だから今年は、最低でも準優勝できるように頑張りたいです!」(空)、「今年も選考会から“32→16”、“16→8”と、ほんまに面白い人たちしかいなかったんで、グランプリファイナルでは、その人たちに恥ずかしくない漫才をやりたいですね」(梅村)と、それぞれアピールしている。

「グランプリファイナル」では、これまでのトーナメント表を一旦白紙に戻し、あらためてトーナメントを組み直す。4月25日午後8:00から東京・フジテレビ本社で行われる「グランプリファイナル組み合わせ抽選会」で、新たな対戦カードが決定する予定。この抽選会とファイナリストたちの記者会見の模様は、TVerで独占配信される。ライブ配信はもちろん、追っかけ再生や見逃し配信も実施。スマートフォン・タブレット・PCに加えて、TVerテレビアプリ(Android TV/Fire TV)でも視聴可能。

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