独総合PMI、4月速報50.5 10カ月ぶりに50上回る

Maria Martinez

[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.5と、前月の47.7から上昇し、好不況の分かれ目となる50を予想外に上回った。

サービス部門が好調だった。ロイターがまとめた市場予想は48.5。10カ月ぶりに50を上回った。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「第2・四半期の国内総生産(GDP)は0.2%増加する可能性がある。第1・四半期は推定0.1%増だ」と述べた。

サービス部門PMIは50.1から53.3に上昇し、10カ月ぶりの高水準。予想の50.5を上回った。同氏は「サービス業が経済全体の変化を促す可能性がある」と述べた。

製造業PMIは41.9から42.2に上昇。ロイターがまとめた市場予想の42.8を下回った。依然50を下回っているが、生産の減少ペースは鈍化し、製造業者の信頼感は過去1年で最高となった。

投入価格と産出価格の上昇ペースは小幅に加速したが、長期平均とほぼ同水準だった。

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