パソコンがウイルス感染…で費用請求 不審に思ったコンビニ店員が詐欺被害防ぐ 群馬県警渋川署が感謝状

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、群馬県警渋川署(佐藤英明署長)は22日、渋川市渋川のコンビニエンスストア、セブン―イレブン渋川東町店のパート従業員、岩崎照子さん=写真右=に感謝状を贈った。

 岩崎さんは3月29日午後5時ごろ、来店した市内の70代男性が高額な電子マネーカードを購入しようとしたのを不審に思い、男性に状況を確認し、警察に通報。6万円の詐欺被害防止に貢献した。男性は、パソコンがウイルスに感染したとして、架空のサポート費用を請求されていたという。

 岩崎さんは「用途を理解していないのでおかしいと思った。今後も気にかけていきたい」と話した。佐藤署長は「詐欺被害を疑い、声をかけてくれたおかげ」と感謝した。

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