せっかく外食をしに行ったのに、店員から明らかに嫌な対応をされたらイラっとしますよね。今回は、筆者のママ友Aさんから聞いたAさんが実際に経験した「子連れでラーメン屋に行った時のトラブル話」をご紹介します。
行列のラーメン屋
Aさんの家の近所に、新しくオープンしたラーメン屋がありました。そのお店はラーメン屋とは思えないほどオシャレな外観で、瞬く間に人気店となりました。
ある日、Aさんが家族で散歩をしていると、そのラーメン屋に行列が! その光景を見た幼稚園児の息子が、Aさんにこう言いました。
「ここでラーメンたべてみたい!」
もともとこのお店が気になっていたAさん。息子のお願いなら並んでもいいから食べてみようと思い、行列に並ぶことにしました。
せっかく1時間も並んだのに
しかし、中々行列は前に進みません。どうやら店内は狭いようで、客の回転率は低い様子。
これ以上息子を待たせるのは無理だろうと思ったAさんでしたが、「ぼく、まてるよ!」と言う息子の言葉を信じ、順番を待つことにしました。
並ぶこと1時間。ようやくAさん家族が入店する番がきました。
「長かったね~。もうすぐラーメン食べられるよ」
Aさんが息子に話していると、店員が近づいてきて声を掛けてきたのです。
「すみません。未就学児の入店はお断りしています」
「え……?」
なんと、Aさん家族は突然入店拒否されてしまったのです。しかし、未就学児は入店禁止という案内は、どこにも書いてありませんでした。
夫が理由を尋ねるも、店員は「店内が狭いのでダメです」の一点張り。息子は大泣きしてしまうし、散々な思いをしてしまったAさんでした。
入店拒否してきた店の末路
あれから5年。息子も大きくなりましたが、Aさん家族は例のラーメン屋に一度も足を運ぶことはありませんでした。なぜなら店のブームはあっという間に去り、閉店してしまったからです。
「あの店に行った友人も言ってたけど、接客態度の悪い店員が多くて居心地悪かったんだって。遅かれ早かれつぶれる運命だったのかもね」とAさんは話していました。
店側の事情で、未就学児を入店禁止にするのは理解できます。「子どもは騒がしいに違いない」「店だって客を選ぶ権利はある」といった思いもあったかもしれません。子連れとして並ぶ前に確認すればよかったとも思いましたが、ただ「未就学児は入店禁止」と事前に貼り紙やホームページに記載しておくのが、客に対する最低限の配慮ではないかと感じた出来事でした。皆さんはどう思われますか?
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる