ドラマ『イップス』第2話 細川岳×藤原季節の“佐々木コンビ”がエモい? SNSは悲喜こもごも「切ないって!」「胸熱でした!」

篠原涼子とバカリズムがW主演を務めるドラマ『イップス』の第2話が、4月19日(金)よる9時よりフジテレビ系にて放送された。本作は、得意なことが突然できなくなってしまう『イップス』に陥ったミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)と、エリート刑事・森野徹(バカリズム)の2人が時に助け合い、時にもがきながらもリスタートを目指すミステリーコメディー。作品の構造は犯人が分かった上で物語が進行する“倒叙形式”に近く、犯人役を演じる“ゲスト出演者”も毎話注目を浴びている。第2話では、昨年デビュー10周年を迎えた俳優・藤原季節が劇中の人気インフルエンサーコンビ『悪童エクスプレス』の1人として出演。同い年で共演歴もある俳優・細川岳が演じる相方を殺めてしまうが、SNSではこの2人の“絡み”に「激アツなのよ」「うれしすぎた」と多くの反響。ある映画作品を思い出してエモさを感じるというファンたちの声であふれた。

◆SNSの“裏垢(うらあか)”が事件解決の一手に! そこには相方への想いが…

『イップス』第2話「悪童の生配信、生殺人」では、“解けなくなった”警視庁捜査一課の森野(バカリズム)が向かった事件現場の規制線の中にどうしても入れず、ついカラオケボックスへと逃げ込んでしまうところから物語がスタート。偶然同じ店を訪れていた“書けなくなった”ミステリー作家のミコが森野を見つけ、一緒にカラオケをすることになるが、同じころ、別の部屋では人気インフルエンサーコンビ『悪童エクスプレス』の“よっちゃん”(藤原季節)と“チョロ”(細川岳)が、ある事情から緊急生配信を行おうとしていた。

以前から『悪童エクスプレス』の動画を見ていた森野は、カラオケの最中でありながら彼らの“生配信”を視聴し始めるが…

実は、チョロはよっちゃんに大きな不満を抱いていた。よっちゃんは金稼ぎのことばかりを考え、ついには“ヤラセ”にまで手を染めていたのだ。チョロはそのことを生配信中に告白するよう、彼に約束させていた。だが、そんなチョロのことが邪魔になったよっちゃんは、自殺に見せかけて彼を殺そうと計画。生配信中に酔って具合が悪くなったチョロをトイレに連れて行き、青酸カリを使ったトリックで殺害するのだった…。

生配信の“現場”に偶然居合わせたミコは「…すごくない?こないだのサウナに続いてまただよ?また事件に巻き込まれたんだよ?」と目を輝かせると、「ねぇ、首突っ込んでいい?」と森野を引き連れて意気揚々と捜査を開始する。

「首突っ込んでいい?」は毎回のお決まり台詞になりそうだ

遺体のそばに青酸カリの瓶が落ちており、生配信中に服用させられた様子がないことや遺書が発見されたことなどから警察は自殺と推定。しかしミコと森野は、遺書の内容と生配信中の本人の発言が微妙に食い違っていることや、“自殺”の直前に書かれたサインの漢字間違え、さらには生配信中に開けられた窓の不自然なタイミングなどから次第に真相へと近づいていく。

やがて森野は、青酸カリを直接飲ませなくても殺害できる方法を思いつき、よっちゃんを尋問。青酸カリを事前に便器の中へ入れておき、そこへ悪酔いしたチョロが嘔吐(おうと)。そこに含まれる胃酸が青酸カリと混ざり合うことでシアン化水素が発生。吸い込んだチョロが死に至ったことをつきとめる。

悪童エクスプレスの2人

「動機がありません」と反論するよっちゃんに、ミコはスマホを取り出してみせる。画面に映されていたのは、チョロのSNSの“裏垢(うらあか)”。そこには悪童エクスプレスがヤラセに手を出していたこと、そして“相棒が変わってしまった”と嘆くチョロの言葉がいくつもつづられていた。事件の前日には『俺はあいつにヤラセを認めさせ、ファンのみんなに謝罪させる』との投稿も。しかし、動機を突きつけられたよっちゃんは鼻で笑うと、「理想論だ」「あなたもチョロと同じように自分を軽蔑するのか」と開き直る。

そんな彼に、ミコは“裏垢”につづられていたチョロの言葉を代弁する。『たとえ俺たちが全てを失い、一からやり直すことになってもあいつなら大丈夫。俺の相棒は世界一面白いから』。それを聞いたよっちゃんは、“昔”の『悪童エクスプレス』を思い返す。“プリンにしょう油をかけたらウニの味がするのか”検証したり、“世界一臭い缶詰め”を開けたり、くだらない動画を2人で楽しみながら作っていた日々のことを…。

今回は染谷将太が演じるミコの弟・黒羽慧(くろば・けい)の言葉もヒントに! ラストには意味深なシーンもあったが、果たして…?

◆ある映画作品のファンに刺さった、藤原季節×細川岳

実は、今話で人気インフルエンサーコンビを演じた藤原季節と細川岳は、2020年に公開された青春映画『佐々木、イン、マイマイン』で共演。俳優になるために上京するもうまくいかず、仕事も私生活も行き詰まった青年・悠二(藤原季節)と、彼にとっての“ヒーロー”だった友人・佐々木(細川岳)をそれぞれ演じている。映画では、悠二が佐々木との思い出を振り返りながら新たな一歩を踏み出していくが、今回の『イップス』でも最後によっちゃんの背中を押したのはチョロの言葉だったのかもしれない…。

第2話放送後、SNSには『佐々木、イン、マイマイン』 で2人を知るファンの声が多出。「イップス追っかけしたら佐々木インマイマインなんですけどーーー!!」「2人映るだけで佐々木思い出してエモかったなぁ」「第2話切ないって!!佐々木インマイマイン好きすぎるから、同じ同級生(幼なじみ)の世界線で結末まで似てるのに、こんな2人見たくなかったぁぁもう藤原季節、細川岳最高!!」など、悲喜こもごもの反応が並んだ。

また、ドラマの劇中で少しだけ描かれた“昔の悪童エクスプレスの楽しそうな姿”には、「イップス2話の配信動画用のやつ観たいね…観たい…」「細川岳と藤原季節コンビの仲良し時代の動画リアルでどこかで配信してもらえないだろうか」と、別途配信されることを希望する声も。藤原たちと同じような“エモいコンビ”が今後も出演するかもしれないと考えると、ドラマを見る楽しみがひとつ増えたのではないだろうか。

【作品情報】『イップス』毎週(金)21時~21時58分

《ストーリー》
デビューからベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)。だが現在ではワイドショーのコメンテーター業を本業並みにこなす日々。一方、視庁捜査一課刑事・森野徹(バカリズム)はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。そんな絶不調な二人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく──

≪出演≫
篠原涼子 バカリズム 渡辺大知 味方良介 足立英 勝村政信 矢本悠馬 染谷将太ほか

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画像提供: (C)フジテレビ

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