“威圧的な言動”の長谷川参院議員との面談出張 札幌市は昨年度284回、費用1992万円「不利益を被る出張はない」と説明の一方、他の議員との面談は1~71回

長谷川岳参院議員

威圧的な言動が問題になっている自民党の長谷川岳参議院議員について、23日札幌市は、市長や幹部職員などが長谷川氏と面談するために出張した回数や、それにかかった出張費用の調査結果を公表しました。

札幌市によりますと、2024年3月末までの1年間で、長谷川氏との面談を含む出張は284回で、かかった出張費用は1992万円。
そのうち長谷川氏との面談のみを目的とした出張は72回で、かかった出張費用は465万円でした。

またこれらの出張のうち、札幌市が力を入れる再生可能エネルギーにかかる投資=GX関連で、長谷川氏との面談を含む出張は116回、出張費用は791万円。
GX関連で、長谷川氏との面談のみを目的とした出張は48回、費用は301万円でした。

この調査結果について、札幌市は、不利益を被るような出張はなく、約束の日時に長谷川氏が不在で面談できなかったケースもなかったと説明しています。

ただ道内選出の他の国会議員と比べた場合、長谷川氏以外の議員は多くて71回、少ない議員は1回で、長谷川氏との面談が突出して多くなっている現実が浮き彫りとなっています。

秋元克広札幌市長(20日・札幌市中央区)

20日、長谷川氏の国政報告会に参加した秋元克広札幌市長は、威圧的な言動が問題視されていることについて「少し威圧的な部分さえ改善していただければ、やられている事柄は、本当に北海道のために頑張ってもらっている」と話し、長谷川氏を擁護する姿勢を見せていました。

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