11月開所児童養護施設 クラウドファンディング開始

11月開所児童養護施設 クラウドファンディング開始

 千葉県習志野市内で、新たに、児童養護施設などを開設する予定の団体が、建設費用に充てるためのクラウドファンディングを4月23日から始めました。

 クラウドファンディングを開始したのは社会福祉法人「福祉楽団」で、県庁では23日、関係者らが会見を開きました。

 福祉楽団は、虐待をはじめ、様々な背景で保護された子どもたちを支える児童養護施設や里親などといった“受け皿”が不足しているとして、問題の解決に向けて、習志野市内に児童養護施設の開設を計画しています。

 施設名は「実籾パークサイドハウス」で、11月の開所を予定し、6人1組で使う児童養護施設を6棟建設するほか、一時保護所や子どものショートステイ用の施設などの併設も想定しています。

 子ども用の施設の整備費用は15億4000万円に上る見込みで、福祉楽団は費用の目処は立ったとしていますが、子どもたちの生活を応援したい人たちが気軽に施設の開設に参加できるようにと、クラウドファンディングを始めたと説明しています。

 施設長に就任予定の福祉楽団の藤堂智典さんは、次のように述べました。

施設長に就任予定 福祉楽団 藤堂智典 さん
「子どもは一時保護され、自分がどんな暮らしをするのか、どんな人生を歩んでいくのか非常に不安に思う。多くの人達に応援してもらい、子どもたちの帰宅を安心して家(施設)に帰ってこられるのをみんなで待ってるんだよという、そんな掛け声をクラウドファンディングを通して子どもたちに伝えたい」

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