プロロジス/錦糸町に都市型の物流施設、ラストワンマイル配送拠点など

プロロジスは4月23日、東京都江東区で2025年に竣工予定の都市型物流施設「プロロジスアーバン東京錦糸町1」の起工式を行った。

<完成予想図>

都市型物流施設「プロロジスアーバン」シリーズの7棟目。地上5階建て約6470m2の施設で、複数企業の入居を想定した。JR総武線「錦糸町」駅から約600m、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「住吉」駅から約450mに位置しており、周辺には多くのオフィスが隣接する。

1階は、ラストワンマイル配送拠点としての専用区画と、上階に入居する企業用の大型トラック着車場、荷捌きスペースに加え、荷物用エレベーター2基を設置する計画。2階より上は、床荷重1t、大容量の電力を使用可能にし、ショールームやセントラルキッチンなど、入居者の要望に対応できるスペースとして運用する予定だ。

都心部に求められる物流施設と業務機能の両方を併せ持つ設計で、既存のオフィスと物流施設の垣根を超えた新たなビジネス拠点として、多様なニーズに応えていく。

<山田会長兼CEO>

山田御酒 会長兼CEOは「4年ほど前から取り組んでいる都市型施設の最新案件で、アーバンシリーズの立地としては最高かつ理想的な場所だ。過去6件のアーバンシリーズの経験から、物流関連のコールセンターやスタジオ、研究ラボ機能など、さまざまな使い方ができるだろう」と述べた。

また、業界の今後については「古く、老朽化した物流施設を今後、どうしていくかという時期に差し掛かっている。都市型に改装して活用することは、今後ひとつのブームになるのではないか」と語った。

■プロロジスアーバン東京錦糸町1
開発地:東京都江東区毛利2-9-20
敷地面積:約2250m2(680坪)
延床面積:約6470m2(1957坪)
構造:地上5階/S造
着工:2024年4月
竣工:2025年6月

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