仲本工事さんの内縁妻・三代純歌が週刊誌3誌を相手取った訴訟開始「週刊女性」は争う構え

東京地裁の前で報道陣に答えた三代純歌

ザ・ドリフターズの故仲本工事さん(享年81)の内縁の妻で歌手の三代純歌(みだいじゅんか=55)が「週刊女性」の報道で名誉を傷つけられたとして、発行元の主婦と生活社を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、東京地裁で開かれた。週刊女性側は争う姿勢を示した。

仲本さんが2022年10月に事故死した前後に週刊誌3誌で、純歌が事故死をめぐってドリフターズの加藤茶に厳しく責められたと報じられ、ほかには「モンスター妻」「鬼妻」などと伝えられた。

この日は週刊女性の発行元の主婦と生活社に1650万円の損害賠償を求めた訴訟が行われた。純歌本人も出廷した。純歌の代理人は喜田村洋一弁護士で、ダウンタウンの松本人志と週刊文春の訴訟で文春側の代理人として知られる。

被告側は、別記事で純歌の言い分となるインタビュー記事を掲載したことなどを理由に、答弁書で「原告の社会的評価は低下しない」「損害の回復がなされている」とした上で請求の棄却を求めて争う姿勢を示した。

閉廷後、取材に応じた純歌は「この1年間、(真実を)言う場所がなくて…」と吐露。訴訟を通して自身の思いを世に伝えられることに感謝の思いを述べ、仲本さんや加藤らの名誉回復のために戦うと誓った。

次回期日は5月17日。

ほかの2誌は新潮社の「週刊新潮」、光文社の「女性自身」。純歌は24日以降で各誌との審理に臨む。

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