中国スマホ販売、第1四半期はアップル19%減 20年以降で最大の落ち込み

Liam Mo Brenda Goh

[北京 23日 ロイター] - 調査会社カウンターポイント・リサーチによると、第1・四半期の中国のスマートフォン販売は、米アップルの販売が19.1%減少し、2020年以降で最大の落ち込みとなった。一方、華為技術(ファーウェイ)の販売は69.1%増加した。

アップルの市場シェアは前年同期の19.7%から15.7%に低下。ファーウェイのシェアは9.3%から15.5%に上昇した。

ハイエンド市場でのアップルの優位が脅かされつつある。

調査会社カウンターポイントのシニアアナリスト、イバン・ラム氏は「ファーウェイの復活は、プレミアム・セグメントにおいてアップルに直接的な影響を与えた。その上、アップルへの買い替え需要は例年に比べてやや落ち着いている」と指摘。ただ、第2・四半期は積極的な販売戦略と新たに見込まれるカラーバリュエーションが寄与するとし、週間のiPhone販売は緩やかだか着実に改善しているとした。

中国はアップルにとって3番目に大きな市場であり、10─12月期には売上高全体の約17%を占めた。

カウンターポイントによると、中国のスマホ市場は第1・四半期に1.5%成長し、2四半期連続のプラス成長を記録した。

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