「わいせつな行為や盗撮をしたとして2人の教諭を懲戒免職処分」中村正芳教育長「踏みとどまるチャンスはなかったのか」【岡山】

先週教職員の不祥事による懲戒処分が発表された岡山県教育委員会では、県内の高校の校長らが出席する緊急の校長会議が行われました。

校長会議を前に中村教育長が不祥事についてコメントしました。

(中村正芳教育長)
「昨年度は免職となる教職員の不祥事が4件も発生したことになります。なぜそのような行動をとってしまったのか。踏みとどまるチャンスはなかったのか。どのようにすれば、周囲の教職員が止めることができたのかなどについて、自分ごととしてしっかり考えてほしいと思います」

今月19日、岡山県教育委員会はわいせつな行為や盗撮をしたとして2人の教諭を懲戒免職処分としました。

これを受けてきょう(23日)緊急の校長会議が開かれ岡山県内の公立高校の校長らに不祥事をなくすための対策が示されました。

示されたのは、問題があった際の通報相談窓口などが書かれたリーフレットの配布や「児童生徒に対する不必要な身体接触をしていない」「生活の中でストレスをためない工夫をしている」などといった不祥事防止のためのチェックシートを活用することなどです。

(岡山県教育庁 教職員課 西林哲郎課長)
「岡山県の教育界はもう後がない状況なのです。信頼回復には今年度新たな不祥事を起こさないこと。このことが必要なのです」

会議ではこのほか「学校内のルールや禁止事項をもう一度確認するべき」などといった意見も出されました。

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