Vリーグ名古屋所属の水町泰杜がビーチバレー挑戦  バレー界の〝二刀流〟に川合俊一会長も期待

水町泰杜(中)と川合俊一会長(右)

バレー界の〝二刀流〟だ。日本バレーボール協会は23日、都内でビーチバレーボール国内最高峰の競技大会「ジャパンビーチバレーボールツアー2024」(5月10日開幕)の会見を開いた。

注目選手は、インドアのVリーグ1部男子・ウルフドッグス名古屋に所属する水町泰杜(22)だ。早大時代には主将として「大学4冠」を達成した水町が、ビーチバレーにも挑戦する。

「高校時代からずっとビーチバレーに興味を持っていて『早くやりたい』と言いながら、7年ぐらいやれなかった。いろんな人の力をいただいて、ビーチバレーとインドアの二刀流を実現できた。不安とかそういう気持ちよりも、早くやりたいというワクワクした気持ちのほうが大きい」と笑顔を見せた。

インドアでの6人制とは異なり、ビーチバレーでは2人1組のチーム同士で対戦する。水町は「インドアよりも、ブロッカーとスパイカーやスパイカーとレシーバーなど、1対1の駆け引きが多く見られる。見ている方も楽しいし、やっている方も楽しい。そこが一つ魅力だと思う」と競技性の違いを語った。

日本協会の川合俊一会長(61)も「世界では、6人制とビーチバレーで両方やる選手も多い。人のいないところに落とすのがビーチバレーなので、インドアの強化にもなる。Vリーグでも戦える選手が来るのは異例だけど、英断だと思うし素晴らしい。世界基準の判断だったと思う」と水町の挑戦に期待を寄せていた。

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