希少な北海道産ワイン ここなら全部飲める!?

テレビ北海道本社がある創成イースト地区の話題をお届けする「つながる創成イースト」。

今回は、北海道ワインの魅力を発信し続けている、ワインカフェの話題です。中央区南2条東2丁目のビルの地下1階にあるワインカフェ「ヴェレゾン」。道内に60か所余りあるワイナリーのワインをすべて取り扱っています。多くのワイナリーは、生産するのが少量のため、なかなか手に入らないワインがほとんどです。ヴェレゾンの店内にはそんな希少なワインがなんと1,000本も!

オーナーの荒井早百合さんは、横浜出身。山梨県で、あるブドウ農家と出会ったことがワインにのめりこむきっかけになったといいます。

荒井さん「すごく『追っかけたくなる』ブドウ畑と出会ってしまったんですね。なんでこんなにはまってしまったんだろうというのは本当にわからなくて。でも長いこと皆さんとお付き合いさせていただきながら思い起こすと、人との出会いかなとすごく思います」。

お酒としてのワインより、ワインの「造り手」に魅力を感じた荒井早百合さん。ご主人の転勤先である北海道に移住し、各地のワイナリーを訪ね歩くうち、「道産ワイン」と「作り手の思い」を広めたいと考えるようになり、2011年にヴェレゾンをオープンしました。

荒井さん「特に小さなワイナリーがどんどん増えてくるとテイスティングして買うことができないんですよね。テイスティングできる場所もほしいなと思って店をスタートした感じです」。

北海道のワインの魅力は「心地よい酸味」にあるといいます。

荒井早百合さん「北海道って、他より涼しいエリアなので「酸」が残っているんですね。それが今は「心地いい酸」。自分が飲んで後味がすっきりした酸があるんでいつもだと1~2杯いしか飲めないです。けど、倍以上飲めちゃうんだよねという話がよくあります」。

店の営業の傍ら、各地のワイナリーに足を運び、農作業やワインづくりの手伝いもしています。そして、ついには、小さいながらも余市に自分の畑を持ち、ブドウを育てて、ワインを作るまでになってしまいました。

ちなみにヴェレゾンは、子供連れの来店もOK。子供やお酒が飲めない人には、ワイナリーが作ったぶどうジュースを提供しています。

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