【小田原 グルメレポ】そう㐂庵-風の通り抜ける落ち着く古民家風の店内で和菓子を頂く

小田原駅から徒歩11分程の住宅街の中に、和菓子屋「そう㐂庵」はあります。
入口から植物がたくさんで素敵な雰囲気です。

画像出典:湘南人

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こちらの引き戸をがらっと開けて入ります。
入ってよいのかわからず呼び鈴を押される方や、扉を開けてよいのか迷ってずっと扉前で待っている方もいたそうです。営業中の看板がでているときは、引き戸を開けて入りましょう。

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玄関を入ると向かって右手側に和菓子がディスプレイされています。
テイクアウトする際は、こちらから選びます。

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私は今回はゆっくりとくつろぎたかったので、中で食べることにしました。

和室です。おばあちゃんの家にきたような雰囲気でとても落ち着きます。

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奥に洋室もあります。

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縁側の窓から風がそよそよと入ってきてとても気持ちがよかったです。
手前の水槽にはメダカさんが気持ちよさそうに泳いでいました。

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メニューです。
「和 浮島・水まんじゅう、きんつば、水菜月、桜もち等とお飲み物セット」(税込670円)と「はなくれない」というきんとん(税込250円)を注文しました。

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飲み物のメニューは下記から選びます。

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手前のピンクと緑のものが「はなくれない」のきんとんで、奥のピンクで葉にくるまれているものが「桜もち」です。右側のグラスの飲み物は「抹茶ラテ」のホットです。
左側のお茶はサービスで最初にでてきたものです。

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「はなくれない」のきんとんの配色が春の雰囲気でとても素敵です。
色合いも味わいもほんのり優しかったです。
中にあんこが入っています。甘すぎないところが気に入っています。

画像出典湘南人

桜もちはもっちりしていて、葉の塩味のアクセントがきいています

画像出典:湘南人

和菓子作りの体験もできるそうです(要予約)。

店主は若い頃長くお茶のお稽古をされていて、和菓子作りも習われていました。小田原はお茶文化が発達した場所でしたが、小田原南町の松坂屋が閉店した結果、小田原で茶菓子の販売をするところがなくなったそうです。
店主はお茶の先生からその話を聞いて、和菓子を習っていたので経験を活かしてお茶のお稽古にもっていくようになったところ評判がよく、本格的に和菓子作りの道へと進みました。
店主の母と義理の母の双方ともお茶を習っていた影響で、茶器や昭和20~30年代のレトロなグラスなどがたくさんあり、現在、それらをお店で使っているそうです。

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店主さんがお話をしてくれました。
近所の小学生の男の子達、「和菓子ボーイズ」が7~8人でよく和菓子を食べにきていたそうで、この店でイートインした後に、自分のお小遣いで家族にテイクアウトでお気に入りの和菓子を買っていったそうです。和菓子のお土産をもらった親の気持ちを思って心がほんわかしました。いい子たちですね。
この春に小学校卒業して別々の中学校にいったそうなので、またこの店で集まる時が楽しみですね。
親や親戚を連れてきてごちそうしていた小学生もいたそうで、わらび餅(大)はどんぶりででてくるんだよ、等と説明していたそうです。お気に入りの場所やお気に入りのメニューを家族や親戚に知ってもらいたく、自分のお小遣いで小学生がご馳走する、この店はそんな素敵な場所なんです。
「甘いものは苦手だけど、ここの和菓子は甘すぎないから好きなんだ」という男性客もいたそうです。小田原駅から徒歩圏内です。落ち着くお店で和菓子でほっこりしませんか?

店舗情報

■住所:神奈川県小田原市城山1丁目29-16
■電話番号:0465-66-0051
■営業時間:
月・木・土・日 10時30分~17時00分
火 10時30分~14時30分
金 10時30分~12時30分
■定休日:水曜日

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