馳知事 能登に特化した応援割引「能登割」実施を国に要望へ

馳知事はきょう、県内の観光業の関係者と懇談し、地震の影響で厳しい状況にある能登に対して、今後、特化した支援策を実施したいと話しました。

きょう県庁を訪れたのは、県旅行業協会に加盟する企業や旅館などの代表者たち。

「北陸応援割」により宿泊施設の利用者が増えた一方、いまだ、団体客のキャンセルが相次いでいることなど厳しい現状を報告しました。

「北陸応援割」は今月26日までの第1弾終了後、大型連休明けの来月7日から再開することが決まっています。

しかし、国からの予算に上限があるため、それぞれの宿泊施設に配分される予算が底をつけば終了となります。

とりわけ地震で被災した能登の観光業者はいまだ再開できていない所も多く、恩恵を受けることもままならない状況ですが…

馳知事:

「私は年内にはやりたいと思っていても復旧復興の度合いがありますのであまり中途半端なことは言えませんが、必ず能登割は特段の配慮をしてやります」

能登に特化した応援割、「能登割」を国に要望して実施する考えを示しました。

石川県旅行業協会・越原裕一会長:

「石川県内で頑張っている中小零細企業60数社ありますので、見捨てずに」

「心かけてもらって少しでも仕事が委託できればありがたいなということ一点です」

このほか馳知事は、敦賀まで延伸した北陸新幹線も利用し、北陸3県で連携して観光業を盛り上げたいと話していました。

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