群馬県警の山岳捜索救助隊・航空隊 山岳遭難想定し合同訓練

登山者の増加が予想される春の行楽シーズンを前に群馬県警の山岳捜索救助隊と航空隊による合同訓練が行われました。

この訓練は山岳遭難が発生した際に迅速な救助活動ができるよう行われるもので4月23日は山岳捜索救助隊と航空隊の隊員合わせて14人が参加しました。

救助隊のメンバーらは、はじめに要救助者を吊り上げるときに使われる救助資機材の正しい着用方法や手順などを学びました。その後上空にいるヘリと地上での連携時に使用する手信号など救助の際に必要な知識や技術を確認しました。県警のヘリ「あかぎ」を使用した実践的な訓練です。

遭難者を捜索しヘリで救助するという想定で行われ、隊員らは、学んだばかりの技術を活かそうと真剣な表情で訓練に臨みより迅速で的確な救助活動ができるよう連携を確認していました。

群馬県警によりますと去年の山岳遭難の発生件数は147件、遭難者数は159人でいずれも過去最多でした。県警は登山者の増加が予想される行楽シーズンを前に注意を呼びかけています。

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