高崎市は子育ての経済的負担を軽減しようと2025年度から学校給食費の一部を無償化すると発表しました。
これにより県内すべての市町村で学校給食費の支援が実施されることになります。高崎市は２０２５年度から小中学生の給食費を第２子以降は無償化し、第１子については１０％軽減するとしています。
第１子の給食費は小学生は月額約４００円安い４２００円、中学生は約６００円安い５０００円になる見込みです。高崎市では、給食費の保護者への負担が増えないようにするため２０２２年度から国の臨時交付金を活用して学校などに食材費の高騰分の補助をおこなっていたものの児童生徒数が多く財政負担が大きいことなどから給食費の無償化についてはおこなっていませんでした。
群馬県教育委員会によりますと現在給食費を完全無償化しているのは太田市や渋川市、沼田市など２１市町村で、高崎市を除く他の市町村でも第２子以降などの条件をつけた無償化や一部の助成などをおこなっています。２０２５年度からは高崎市の一部無償化により県内すべての市町村で学校給食費の無償化や助成が実施されることになります。
高崎市の富岡市長は「子育ての経済的負担を軽減するため学校給食費の一部を無償化することにした」とコメントしています。
