四季の風景「切り絵」で表現 前田尋さん作品展 春夏秋冬テーマに 山梨・身延町

身延町の美術館で、四季折々の風景を表情豊かに映し出す「切り絵」の企画展が開かれています。

身延町下山の富士川・切り絵の森美術館で開催されているのは「前田尋きり絵展」です。

兵庫県出身の切り絵作家・前田尋さんの作品約80点を春夏秋冬のテーマごとに展示しています。

荒木キャスター

「こちらはきれいな紅葉が印象的な、秋の勝沼を描いた作品。『丘のあちこちがぶどう畑の紅葉に包まれていた』という前田さんのコメントも添えられています」

表現されているのはどこか懐かしい里山の風景や四季折々の花、自然の表情の数々。

前田さんはスケッチブック片手に各地を訪れ、自分の目で見た景色を作品制作に生かしているといいます。

富士川・切り絵の森美術館 秋山俊男 副館長

「(作品を見て)前にどこか行ったことのあるというふうな、自分たちのふるさとのようなものを感じていただけるのではないかと思う」

この企画展は6月23日まで開かれています。

© 株式会社山梨放送