「すべてが違って印象的」オランダの専門学校生が高知の農業を視察

農業先進国オランダの専門学校生が、日本で取り入れられている栽培方法や情報通信技術を活用したハウスの管理方法などを視察しました。

高知を訪れているのは、農業の分野で県と情報交換などを行う協定を結んでいるオランダ・ウェストラント市の農業専門学校生6人です。

29日までの滞在期間中、高知県内の卸売市場や集出荷場などを見学することになっていて、23日は、南国市の「農業技術センター」を訪れました。生徒たちはキュウリの収穫や管理をしやすくするための“つる下ろし栽培”という農法について説明を受けたり、ナスのハウスで活用されているハウス全体の光合成の量を「見える化」するためのシステムを見学したりしました。生徒たちは、自国の栽培方法との違いに驚いた様子で、担当者に積極的に質問していました。

(生徒)
「ハウスの高さが低い温室で、果実がなる位置が低かったり、果実の大きさも小さかったりするなど、すべてが違っているのが印象的だった」

高知県は、「今後も交流を続けて情報交換を重ね、県内の農業技術の向上にも繋げていきたい」としています。

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