となみチューリップフェア開幕 大花壇の地上絵や「花の大谷」 まもなく満開に 富山・砺波市

富山の春を彩るとなみチューリップフェアが23日開幕し、初日から大勢の観光客で賑わいました。今年はチューリップの新品種が初公開されたり、北陸新幹線の敦賀延伸を記念して福井県から「あるもの」がやってきたりと、見どころいっぱいです。

23日開幕したとなみチューリップフェア。初日から大勢の観光客や家族連れが訪れ300品種、300万本のチューリップを楽しんでいました。

東京からの観光客:「コロナで海外行けないので海外気分を味わいたくて…」「オランダみたいでいいです」

外国人観光客:「タイから来ました。とっても素敵でした。チューリップきれいでした」

記者:「また来たいですか?」

外国人観光客:「もちろん」

目玉の地上絵 広がる笑顔と癒し

記者:「公園が一望できるタワーの上に来ています。大花壇にはチューリップの地上絵が広がっています」

今年のテーマは「チューリップで広がる彩りの波」。大花壇の地上絵ではテーマにちなんでチューリップによって生まれる笑顔や癒しが広がっていく様子が表現されています。

花壇によってはすでに見頃を迎えていて4月末には満開宣言が出される見込みです。

砺波市花と緑の文化の財団 三上亜紀代さん:「今は7割ということで十分、綺麗に楽しめるかなと思います」「水上花壇をぜひ見ていただきたいなと思っています。1か月前から準備を進めてきれいに咲いてくれた。」

園内には水上花壇をはじめチューリップフェアでしか見ることのできない特別な景色が広がっています。

迫力のチューリップの壁

記者:「こちら人気のフォトスポット花の大谷。見上げるとかなりの高さまでチューリップが咲いていて圧巻です」

雪の大谷を白いチューリップで表現した高さ4メートルの「花の大谷」。

奥に進むにつれて一気に色とりどりのチューリップが現れ春を感じさせます。

さらに四季彩館では県が開発した41番目の新品種「春のワルツ」が初公開。
花がワルツを踊るバレリーナのようなことから命名されました。

北陸新幹線の敦賀延伸を記念して今年ならではスポットも…。

敦賀延伸、インバウンドで30万人が

観光客:「えー本当?レプリカじゃないのこれ。すごーい。かたいよ。ね?」

公園内にある砺波市美術館には、福井県立恐竜博物館からやってきた恐竜の化石や標本が特別展示されています。

フェアを主催する砺波市花と緑と文化の財団によりますと、最近では台湾やインドネシアなどのインバウンド客が増えているということです。

チューリップフェアの会期は来月5日までで、来場者は例年並みの30万人を目標にしています。

三上さん:「満開は4月末ごろになると思いますが、会期の半ばにはディスプレイや花の大谷も入れ替えを行いますので、十分きれいにご覧いただけると思います」

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