目薬が苦手なねこ 必死の抵抗に2.6万人が爆笑と同情「あと一歩及ばず」

必死に抵抗するねこ。飼い主さんの手には目薬が(画像はスクリーンショット)

苦手なものを目にすると逃げたくなるのは、人間だけではありません。X(ツイッター)では、目薬に苦手意識を持つねこが話題になっています。飼い主さんが目薬を準備する段階からそわそわする姿に、「人間の子どもと一緒」という声も。動画撮影時の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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飼い主さんが手にする目薬に抵抗

飼い主さんに抱っこされる1匹のねこ。おとなしそうに座っていますが、飼い主さんが棚の上にある目薬を手に取ると態度を一変させます。

「目薬持ってるのバレたらこうなる」

ねこはこれから自分が目薬を差されるとを察し、肩をすくめてみたり、体をくねらせたりしながら、なんとか逃れようとします。しかし、最終的には抵抗するのをやめて、しっかり点眼してもらいました。

この動画がXで公開されると、2.6万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「察知能力早いぃ 目薬差し頑張ってください」「開始時点で後ろ足が全開で抵抗モードに入っていたものの、あと一歩及ばず惜敗」「嫌がり方と逃げ出し方が人間の子どもと一緒……」など、かわいらしい姿に多くの声が寄せられました。

また「うちも朝晩、目薬をしますが、抱きかかえずに後ろから背中とおしりをガバッと押さえ込んで点眼します。最初はそれでも抵抗されましたが、もう何年間もやっていると慣れたのか諦めたのか、おとしくやらせてもらえます」「足の間に前向きに座らせて保定して、後ろから差してあげると比較的楽にできますよ!」「動物看護学校の卒業者ですが、タオルで顔だけ出して着物のような包み方で保定してあげると目薬やりやすいです(ゆるめると手が出るので注意)」など、点眼をスムーズに行うためのアドバイスも多数寄せられています。

琥珀のように美しい瞳を持つ八海山くん【写真提供:八海山(@hakkaisan_cat)さん】

目のケアのため…苦手だけど頑張る八海山くん

全力で抵抗していたのは、2歳のブリティッシュショートヘア「八海山(はっかいさん)」くん。もちもちとした、ボリューミーな体型がチャームポイントの男の子です。

八海山くんは生まれつき左目に目ヤニが出やすく、かゆみから前足でこすってしまうことも多いそう。そのため、動物病院でかゆみや充血を抑える目薬を処方してもらっています。

自分の健康のためだとわかっていても、八海山くんは目薬が苦手なようです。「顔のすぐ近くに物がくるので、恐怖感が強いのだと思います」と飼い主さん。動画では、抵抗する八海山くんに最後まで寄り添いました。

目薬を差してもらうと、八海山くんは「やっと終わったか」といった様子で、そそくさとその場を去ったそうです。

苦手な目薬を頑張れるのは、飼い主さんの愛情があるからこそ。八海山くんにとって、飼い主さんと一緒にいる時間はなによりの幸せでしょう。

「私の夜ごはんのあとに遊ぶのが最近の日課で、私が夜ごはんを食べ終わったのを見計らって『早く遊ぼう遊ぼう』と誘ってきます。私が『遊ぶ?』と聞くと、シッポをピンと立てながら大きな声で返事をしてくれます」

遊びも苦手なことにも一生懸命な八海山くん。これからも優しい飼い主さんと一緒に、楽しい日々を過ごしてほしいですね。

○取材協力:八海山(@hakkaisan_cat)さん

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