「すずらんの里」芦川に新観光施設 インバウンド客の獲得目指す 山梨・笛吹市

ゴールデンウィークを前に笛吹市芦川の「すずらんの里」に新たな観光スポットがお目見えです。

ターゲットは外国人観光客。

富士山を望む人気の展望台と笛吹市の魅力の発信で、インバウンド需要の取り込みを狙います。

「ニホンスズラン」の群生地のそばに25日、オープンするのは「Lily BellHutte」=「すずらんの山小屋」という名の観光交流拠点です。

23日は笛吹市や連携する旅行代理店の関係者らがテープカットを行い、新施設のオープンを祝いました。

このエリアは富士山と河口湖周辺が一望できる「FUJIYAMAツインテラス」へ向かうための駐車場にもなっていますが、 富士五湖エリアに比べて外国人観光客の集客が課題となっていました。

吉岡キャスター

「施設はインバウンド客の誘致も目指していて、こちらの観光案内所では…こんにちは!」

スタッフ

「(中国語で)こんにちは、何かご用件はありますか?」

吉岡キャスター

「このように中国語など、多言語で対応します」

この他にも笛吹市産の果物を使ったスイーツやご当地グルメ「ラーほー」が味わえるカフェもなども併設されていて、食の魅力も発信します。

笛吹市 山下政樹 市長

「外国人観光客に目的地になるところをつくらないと(観光の)勝負にならないので、この素晴らしい眺望を一つのコンテンツにして、ツインテラスとスズランを相乗効果で楽しんでもらえる地域になると思う」

また「FUJIYAMAツインテラス」に向かうバスには「電動タイプ」が導入され、観光と環境保全の両面からインバウンド客にアピールします。

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