「お父さんとは別にして!」【父と洗濯物を分けたい】中1娘 → 母が提案した「逆転の発想」とは!?

成長していくうえで必ず子どもが通る道【思春期】。
体や心に大きな変化があり、人によっては身近な大人へ反抗したくなる子もいるでしょう。
今回は、1人の娘を持つママである筆者の友人から聞いた、“思春期あるある”なエピソードです。

父の存在を露骨に嫌がり始めた娘

当時、中学2年生の娘は思春期真っ只中。

父を露骨に避けるようになり、夫の悲しげな姿を何度か見るようになっていたました。

娘に注意するも
「とにかくイヤだから」
の一点張り。

どうにもならず困り果てていたとき、その事件は起きました……。

洗濯物まで父と分けたい、と主張された!

ある日、娘が驚きの発言を!

「お父さんと一緒に洗いたくない」

なんと、洗濯まで父とは別にしたいと言い出したのです。

「何言ってるの!」
と叱るも
「いいからよろしく」
とその場を離れようとする娘。

思春期であると分かってはいましたが、こんなにも嫌っているとは……。

『このまま娘と夫が疎遠になってはいけない!』と必死に頭を働かせると、とあるアイデアが閃きました。

逆転の発想でトラブル回避

「結局洗濯機は同じものを使っているから、変わらないよ」
「どうしてもイヤなら自分で洗濯機を買いなさい」

それは、洗濯機は一緒だから別にする必要がないという、娘からすると逆転の発想アイデアでした。

気になる娘の反応は……。

「まあ、確かにそうだよね」
と納得してくれたのです!

それからは、娘のモノはネットに入れて一緒に洗う、という折衷案で洗濯することに。

しかし、夫と娘の関係性はまだ改善できていませんでした。

正直な娘の気持ちを聞くと……

娘を気にする夫に
「早く反抗期が終わるといいね」
と伝えるも、苦笑いするだけ。

日に日に落ち込む夫が、かわいそうになってきました。

そこで『腹を割って話そう』と娘に正直な気持ちを聞いてみると……。

「だって友達にからかわれるんだもん」

なんと、友達の目を気にしていただけで、父のことは好きだと発覚!

「家では誰も見ていないよ」
「大事な家族に冷たく接する必要はないでしょう」

そう伝えると、素直になってくれたのか、夫とも普通に話してくれるように。

結局今では、洗濯物もネットで分けることなく一緒に洗えています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい

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