中国・米国との「三角貿易」ない メキシコ経済相

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 メキシコのブエンロストロ経済相は18日、中国の張潤・駐メキシコ大使と会見した際、中国・米国・メキシコの間に鉄鋼およびアルミの「三角貿易」は存在しないと述べた。

 ブエンロストロ氏は次のように表明した。主権国家であるメキシコは一貫して人民に有利な経済貿易政策を堅持し、中国企業のメキシコへの投資を歓迎している。メキシコが打ち出した経済インセンティブ措置は産業チェーンを強化し、国の産業政策に資するものだ。

 張大使は次のように述べた。中国とメキシコの経済貿易実務協力は二つの主権国家間のことであり、双方の企業が国際ルールと市場の原則に基づいて展開する正常な商業活動だ。中国は米国がいわゆる鉄鋼とアルミニウムの「三角貿易」問題で繰り返し中国を中傷していることに対し、また中国の電気自動車メーカーのメキシコでの事業について公然とメキシコに圧力を加えていることに反対する。
 米国のいわゆるアルミと鉄鋼の「三角貿易」とは、中国の鉄鋼・アルミ製品が第三国を通じて間接的に米国に輸出されることを指す。〔メキシコ市4月20日発新華社=中国通信〕

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