山口県で今年初・赤潮警報 広範囲でさらに増殖のおそれも 防府・三田尻湾

山口県防府市の三田尻湾で魚介類に有害なプランクトンが増殖したことを受けて、山口県は23日、県内で今年初となる「赤潮警報」を発令しました。漁業被害の情報はありませんが、防府市や漁協に警戒を呼びかけています。

県水産振興課によりますと、警報の基準の密度50,000個/mLを超える73,000個/mLのプランクトンの発生が確認されたということです。今後の気象条件によっては、広い範囲でさらに増殖する可能性もあり、発生動向に留意する必要があるとしています。県は今後もモニタリング調査といった情報収集などを続けるとしていて、防府市や漁協に対しては早期の出荷などの対策を講じるように指導しています。

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